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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.761 プラス思考(9月4日)

何事も楽天的に捉えるプラス思考が生きやすいが、人間は進化的な特徴もあってマイナス思考(最悪を想定する)が一般的である(ドクター説)。最悪を想定して常にそれを心配して備えるマイナス思考は生きて行く上では必要なことかもしれないが、精神的には生き辛い。かと言って無理にマイナス思考をプラス思考にしようと思っても無理があり、あまりこだわりすぎるとプラス思考の出来ない時分に失望し落ち込む。そんな中自然なプラス思考人を村の中に見つけた。その人が立ち話のついでに「(丹後さんはー村ではドクターと言わない)いつも早く稲刈りしてやのに今年は遅いですね」と言われたので、「いやあ、今年は選挙もあって植えるのが遅れたから」と答えると、「今年は遅く植えた方が苗の育ちが良いみたいですよ」と言い、私が「でも本当は早く刈りたいのですが、田んぼに水が溜まっていてコンバインが入りにくいんです」と言うと、それには「今年は水が溜まっていた方が稲の生育には良いですよ」と言う。万事がこの調子で、ドクターの心配症発言を、プラス思考で補ってくれる。農業は自然が相手のこともあり自分の思うようにはいかないことも多い中で鍛えられたのか、なかなかの腰の据わったプラス思考だ。ちょっとしたことで一喜一憂して大騒ぎのドクターとしては見習うことも多い。プラス思考満載の楽天家にはなれそうもないので、流れ重視の自然派を目指すのだが、こうした身近にいる達人に学びながら自然道を磨いていきたい。

 ☆ビッグで友達お勧めのビール(発泡酒?)を買ったが、少しでも自分に有利な情報があれば飛びつくようでは、泰然自若の域には遠いか。

Dr.760 地域人材(9月3日)

廃校になった旧福住小学校の跡地活用を担うNPO法人 SHUKUBAが主催された「古文書講座」に参加した。講師は神戸大学の先生だ。古文書は兵庫教育大学の大学院で学んで以来約30年ぶりだ。古文書や歴史の話も面白かったが、講座には若い人も含めて大勢の人が参加していたのと、主催法人の理事長や理事を福住ではよく見かけるいつもの方々(ドクターよりも年配)が担っておられるのに感銘を受けた。ドクターがかつて篠山東雲高校校長でお世話になった時に地域活動の中心として活躍されていた皆さんが、今も地域の中心となって活躍されているのだ。新しい人がいないといえばそうかもしれないが、有意な地域人材が長くその地域を支えるのはすばらしい。地域をよく知る人だからこそできる地域を適切に運営できるし、新しい人たちもその輪が広がりかけている。各地域には中心となられる地域の人がいる。その人を中心に、若者や移住者も巻き込んで地域づくりが進んで行くのだ。翻って自分の地域はどうか、お前はその中心になれるのかと問われれば心もとないが、自分のキャラに応じた役割で地域に貢献したいという思いはある。ここでもご縁と流れや大きな意志(地元の意志を含む)に従い、たんたんと自分の出来る範囲でできることをやっていきたい。古文書講座は面白かったし、福住地域は移住者も多く活性化しているように思うが、地元には地元の、長くやっていればそれだけの課題やしんどさもあるのだろう。でも皆さん、明るくお元気なご様子だった。見習うとこころは見習いながら自分のできることをやっていきたい。

 ☆地域の人によって「古文書講座」が行われた旧福住小学校校舎。この講座にはご縁と流れで参加することになって、多くの学びを得させていただきました。やっぱりご縁と流れで生きるのが大事。

Dr.759 どうしようもないものは気にしない(9月2日)

村のあちこちで稲刈りが進んでいる。ドクター田もいつ刈るかが気になり出した。稲の成熟状況もさることながら、田んぼの乾き状況や当日の天気も大きく影響する。市議としての用務の日もあったり、何やかやと稲刈り以外の用事をしなければならない日もある。降水状況で言えば、長らく雨が降っていないので黒豆畑としては雨が欲しいが、水はけの悪い田はまだ乾いていない(地面が乾かないとコンバインがにえこむ)ので長雨はご遠慮願いたい。台風も発生してきているので、風雨で稲が倒れる前に刈りたいところだが、まだ準備が整っていない。そんな中地域の用事でため池の状況を視察に行った折り、その時ご一緒した地域の先輩に「いつ稲刈りされるんですか。台風が来る前に刈りたいですね」と伺ったところ、「天気のことはどうしようもない。自分の都合通りに行かないのだから、出来る範囲でやるしかないやろう」とさらりと言われた。ドクターの何倍も米や豆を作っておられる方なので、天気のことは心配なはずだが、「心配してもどうしようもないことは気にしないで、出来る最善を尽くす」と言われるのだ。これは米作りだけでなく人生にも通ずる名言だ、身近なところに哲人は多い。

 ☆「どうしようないことは気にせず、出来ることを出来る範囲で全力でやる」学ぶべき人は身近にいる。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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