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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.515 鯛のお面(11月25日)

かつて勤めていた高校の職員同窓会があって久しぶりに神戸で泊った。会はお昼からだったが、阪神間で飲み会の時には泊まるというこれまでの行動パターンで宿を取っておいたのだが、2次会3次会とあって結局終わったのが夜だったので泊ったのは正解だった。その当時一緒だった人たちは自分も含めてみんな齢を取っていたが、相対的な年齢差は変わらないし皆さん面影もあって直ぐに当時の世界に戻った。「あんたあの頃阿修羅のお面付けて授業していたな」(当時歴史の専門でもないのに日本史を教えていたドクターが、苦し紛れに編み出した仏像のマネ授業)と言われたが、これは自分の青春時代の思い出として今も大事にしているので、すぐに「その通り」と返答できたが、「あんた鯛のお面被って、対面たいめん式の司会してたな」(当時生徒会顧問だったドクターが、新入生と在校生の対面式の司会進行をする時、ダジャレで鯛の面を被ってやったらしい)と何人かの先生に言われた時には、自分では覚えていなかったので「そんなことやりましたか」と答えるしかなかったが、すぐに自分のやりそうなことなのでそれは事実だと思った。記憶力低下の激しいドクターは昔のことを覚えていないことも多いが、人から聞いて直ぐそれは自分のことだということは分かる。いかにも自分ならやりそうなのだ。それだけ人間の本性って変わらないということだ。さらに「あの時熱心に率先して掃除してましたよね」とも言われ、これも覚えていなかったが、率先掃除が自分の本性だとすれば自分も捨てたものでないことが分かって嬉しかった。今後自分が忘れている非人間的な言動が昔の人の話から出てこないことを祈る。
 ☆最後は校歌で締めくくられた職員同窓会。ここで語られた昔話に今も変わらない自分の人間性がある。久しぶりに夜の神戸をウロウロするドクター。酔った後の本性が善性なることを祈りたい。

Dr.514 手帳交代(11月23日)

いよいよ来年の手帳に交代する時期となった。新手帳は以前に買ってあったが、旧年の日付が11月の最終週からしかないので持ち替えがこの時期になる。手帳交代に合わせて、この1年の出来事や巻末メモに書き残した1年の学びの言葉を見返した。ドクター手帳の巻末には、本や新聞に載っていた気になる語句や自分の学びが書き綴られている。この1年使っていた手帳には、「群れで暮らす動物である人間は本来その集団での相対的位置が気になり周りの人と比較する本性がある。それは自分の子孫を残すためや生存競争のためである」「自然界で生き延びるためには、最悪の事態を想定してそれに備えておかなければならないので、人間は本性的にはマイナス思考と言うのか悲観的である」「笑いは弛緩なので無防備で危険な状態なので、動物(人間も)は基本的には笑わない」など、「他と比べる」「マイナス思考」「無笑顔」が人間の本来的な傾向であることを明らかにし、でもそれらを「他と比べない」「プラス思考」「常笑顔」にしないと生きにくいので、それに向けての工夫と努力の必要と、そうはいっても本性だからそう簡単には行かないから、上手く行かなかっても落ち込まないということを書き記している。これらの言葉は結構気に入ったので、新手帳にも書き写すことにした。これまでは旧手帳の内容は書き写さなかったが、今回のようにどんどん書き写して、最後まで残った言葉が自分の一生の学びとなる。この作業も良いと思うので毎年するようメモしておこう。
 ☆旧手帳の学びの言葉から特に気に入ったものを新手帳に書き写して、最後(臨終の年)まで残った言葉がドクターの遺言だ。「人生なるようにしかならない」「まあいいか」辺りになりそうな気もするが、どうでしょうか。

Dr.513 冬支度(11月22日)

だいぶ寒くなってきて、季節は間違いなく冬に向かっている。物忘れや体力の低下など自分も確実に人生の冬に向かっているように思う。最近のニュースで芸能人でも60代後半での死去ニュースが目に留まり、60代後半で冬が終わるとすると、自分は最早人生春夏秋冬の冬に入っているのかもしれない。自然界でも人生でも季節が進むのは仕方のないことで、仕方のないことは受け入れるドクター哲学から言えば、季節の流れは「しょうがない」「まあいいか」と受け入れ、春夏秋冬に応じた楽しみを味わっていくだけと言うことだが、問題は自然界の冬はそれが終わればまた春がやってくるのに対して、人生の冬はそれでお仕舞いと言うことだ。魂の流転・輪廻転生を唱える宗教もあるが、ドクターはまだその域には達していない。ともかく、終わるものは終わるし、その後のことは考えても分からないのでどうしようもない、どうしようもないことはあまりしつこく考えないドクター哲学によって、どうしようもない冬の終わりのことは流れに任せ、今は冬支度と冬の楽しみ探しにがんばりたい。冬の楽しみも結構あるようには思うし・・・
 ☆ドクターの家の庭から見る近くの山も晩秋から冬へ、ドクター机上の桜の鉢植えも冬支度が進み、こうなったら自分も冬支度してやる。そして冬を楽しんでやるぞ。

Dr.512 付け焼刃(11月21日)

にわか仕込みの知識を早速、冒険指導で披露した。昨日のブログで書いた、「行為→認知→感情」で、相手の行為にすぐ感情で反応するのではなく、その間に認知(思考)を入れて、自分が穏やかな感情になれるような認知(考え方)をしようと指導したのだ。すると最後の振り返りで、「自分は職場の人間関係で悩んでいるが、今日学んだ相手の行為と自分の感情の間に、認知(自分が穏やかになる解釈)を入れて、何とか相手と上手くやって行けるようにしてみたい」と話してくれた参加者がいた。他にも「仲間を信頼することの大切さが分かりました」「何事もまずやってみる、そしてだめなら改善すれば良いことを学びました」「知恵を出し合う。人の意見を否定しない」「無理だと思うことも諦めないでチャレンジすれば何とかなる」「多くの人に助けられたので、自分にもできることがあればお返しをしたい」など多くのありがたい意見が出た。こんなに各自が深い学びをしてくれるとは、ドクターの付け焼刃指導もまんざらではない。これだから冒険指導はやめられない。参加者に恵まれたのと、たまたま上手い具合にプログラムが進んだだけなのに、さも自分の手柄のように満足するお気楽ドクターにも困ったものだが、何より「付け焼刃指導」でも参加者の心に届いたという事実とその内容(今回なら、行為→認知→感情)は強く自分の印象にも残った。今回学んだことは今後の自分の人生にも生かされる財産を手に入れたと喜んでいるが、何せ「付け焼刃」なので、いつポロリとはがれるかもしれないという心配は残る。まあしかし、ドクター人生自体が付け焼刃なので、まあいいか。
 ☆紅葉の中、ドクターの「付け焼刃」指導にしては多くを学んでくれた参加者に気を良くして「人生でも冒険指導でも大事なのは楽しむことです」という蛇足とともにやらなくても良い活動を入れ、それが今一つで最後がしまらない終わり方になってしまったが、これもドクター人生同様よくあることで仕方がない。

Dr.511 行為→認知→感情(11月20日)

昨日のトレーニングでちょっと腹の立つことがあった。ドクターが使っている腹筋台をちょこちょこ使いに来るおっさんがあったのだ。2台並んだ腹筋台が終わって背筋台にドクターが移ると、すぐにやってきてドクター使用角度から2つほど下げてそのおっさんが使用する。そのおっさんがバーベルを上げに行っている間に背筋の終わったドクターがまた腹筋台を元の高さに上げて使用する。終わって隣の背筋台に移ると、またそのおっさんがバーベルコーナーから移動してきて腹筋をするという繰り返しが何度かあった。何のこっちゃよくわからないかもしれないし、どっちもどっちのような気もされるかもしれないが、ドクターの行くスポセンではバーベルコーナーが予約制になっていて、この時間はそのおっさんがバーベルコーナーの予約者で、普通はその時間そのおっさんはバーベルに専念するべきところを、ちょくちょくドクターが使っている腹筋台にちょっかいを出しに来たわけだ。別に腹筋台は予約制になっていないので誰が使ってもいいのだが、本当はバーベルがしたかったが予約の取れなかったドクターが仕方なく腹筋と背筋の交互鍛錬をやっているのに、バーベル予約権を持ったおっさんが侵入してきたと言うわけだ。今回言いたいのはちょっとしたことにも感情を害するドクターの幼稚さではなく、このおっさんの腹筋台侵入行為も、ドクターが直ぐに腹を立てず、このおっさんにもおっさんの事情がある(例えばバーベルと腹筋を交互にやるのがルーチンでそれを崩すと体調が悪くなるなど)と認知すれば、そんな事情があるなら仕方ないなあとドクターの感情が収まるというような、行為から直ぐに感情に行くのではなく、その感情がマイナスの場合はその間の認知を変えることで自分の感情をコントロールできると言うことだ。行為→認知→感情の仕組みを今朝の読書で学んだドクターは今後は直ぐに腹を立てずに認知の善変更を試みたい。
 ☆紅葉が奇麗なドクター田のすぐ横に立つモミジの木。若葉の時には枝が農作業に邪魔で迷惑な木と思っていたが、この木がこんな紅葉を楽しませてくれると認知すれば、邪魔意識もなくなる。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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