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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.510 言行不一致(11月19日)

グループラインに今回添付のような写真を送ったら、「ドクターは毎日楽しそうでいいですね」「(毎回いろんなところでいろんなことをして)神出鬼没やな」というようなコメントをいただいた。ラインやフェイスブックなどのSNSの記事はどこそこへ行っただの、何々を食べただの、こんなイベントに参加しただの主催しただの調子のよいことをあげたのが多すぎる。そんな調子のよい記事ばかりでは、自分が上手く行かなかったり落ち込んでいる時には、他人の好調とわが身の不調とを比較して余計に気分が落ち込むやろという主張をしときながら、自分も調子のよい記事や写真ばかりをあげていたのでは言行不一致と言われても仕方がない。ドクターとしては不調や悩み・嘆きも載せているつもりだったが、気を付けないとイベント的な調子のよいものが多くなることが分かった。他人の調子の良いのを喜べないような度量の小さいことではいけないと思いながらも、他の人も自分と同じような悩みや失敗をするものだと分かれば安心するのも人間の悲しい性(さが)だ。挫折や苦しさを経験した人が現在輝いているのは、心穏やかに応援できる。そのためにも、もう少し自分の失敗や辛さの配信があっても良いという考えは変わらない(今のところですけど)。ここで問題なのは、こんなことを言ってるドクター自身がいつのまにか調子の良い話ばかりを投稿してしまっている言行不一致と多くの人に同感してもらえるような深い悩みを持っているかどうかだ。今回のこれって悩みの投稿になってます。なってたら言行一致ですけど。
 ☆先日の丹波篠山市であった「光秀の丹波平定」講演会で司会を務めた写真と終了後に講師・市長と撮った写真をグループラインに投稿したら、「いつも調子よいなあ」と言われた。「スーツ着たら校長先生みたい」とも言われた。実際には平凡な日常を送ってますし、校長ではなく田舎のおっさんです。今度はそれを発信しよう。

Dr.509 誰だか分かりますか(11月18日)

知り合いの息子さんが文化祭の舞台でギターを演奏するというので、久しぶりで初めて校長を勤めたS高校の文化祭に行った。ここの文化祭は地域と共催で行うため、保護者や卒業生以外で地域の人も多数参加される。特に今回は天気も良く大勢の人で駐車場はどこも満杯だった。何とか車をとめて学校に行くと、行き帰りの道中を含めて多くの卒業生や知り合いに声を掛けられ懐かしいひと時を過ごすことができた。子どもを抱いた若い夫婦が「私達が誰だかわかりますか」と声をかけてきた。この二人は在学中から付き合っていて、卒業後すぐに結婚した生徒達で就職先まで覚えているが、名前が咄嗟に出てこない。顔は覚えているけど名前が出てこないというのは、定年後ボケ症状の典型で、ドクターはこれがかなり進行している。他にも牛舎で牛や犬を眺めていて「昔は犬はもっといたのに、少なくなったな」とつぶやくと、「そうですよね、昔は〇〇や△△(犬の名前)などたくさんいましたよね」と話しかけてきた若者がいた。しばらく話していて彼がここの卒業生だというのは分かったが、彼の名前は勿論顔も思い出せない。これは困ったなと思っていると、「僕が合格したとき握手をしてもらいました。入学した時は別の人が校長でしたけど」と言う。それなら顔を覚えていなくても仕方がないかと少し安心した。それに合格発表を見に来た生徒に握手をする校長などそうないから、握手したのがドクターなのは間違いない。そんなこんなで、名前がすぐに出てこなかった卒業生には悪かったが、こちらはかつて自分が関わった生徒たちが元気に成長していて自分のことを覚えていてくれるという嬉しさに浸ることが出来た。ここの学校の校長時代は間違いなく自分の人生のハイライトの一つだったろう。この先ハイライトはもうないかもしれないけど、あるだけありがたい。心配なのは生徒の名前のようにハイライトを忘れてしまわないかと言うことだ。
 ☆もらった文化祭のちらしや学校パンフレットを見て、現役の生徒達の活躍がまた嬉しかった。

Dr.508 いつもハイテンションは難しい(11月17日)

頼まれて「ひょうご五国博覧会 in 大阪」のイベントで、丹波篠山市が出店するブースの販売に朝早くから梅田に行った。猪汁や猪フランクを道行く人に売る役だ。声が大きいのとハイテンションということで白羽の矢が当たり、声かけられたものは引き受けるというドクター哲学から二つ返事で引き受けたが、朝の十時頃から17時までいつもハイテンションでいるのは難しいということが分かった。商品と同時に抽選券を渡しながら「1等賞当たったら報告に来てくださいよ」等と声をかけ、中2年生が「1等の豪華ホテルペア宿泊券が当たりました」と報告に来たときやドクターと同じ村出身の人(現在は京都在住)に出会ったとき等は超ハイテンションだったが、何時間もハイテンション大声でいるわけにもいかず、次第次第にテンション下がり声小さくなってしまった。ずっと立ちっぱなしの体力的疲労もあるけど、いつもいつもハイテンションっていうわけにもいかなし、いつもいつも声でかっていうのも周りも本人も疲れてしまう。やはり何事もバランスということでしょうか。とここまで気付いて、今日もこれからも自然体プラス時々ハイテンションで行きたいと思います。笑顔は常時を気を付けながら。
 ☆カメラの前では常にハイテンションですが、四六時中というわけにはいきません。静かな時もハイテンションの時もホントのドクターです。

Dr.507 自分に返ってくる(11月15日)

講演は「〇〇のヒント」と題して、生き方や教育、時に人権等について語ることが多い。生き方や人を育てる事に唯一絶対の正解があるわけでないので、私(ドクター)の話をヒントにして考えて見てくださいというスタンスで話す。これだと何を話しても私はこう思うけど、同感なら参考にしてください、自分の意見は違うと思われるならそういう考えの人もいると思ってくださいということなので、こちらとして遠慮なく自分の考え(多くは誰かの本のパクリ)を主張できる。今回の小学校保護者向けの後援会でも、「自分も周りの人も大事にする『も』の精神を大切に」「人が変わるきっかけは感化や触発です。自分が活き活きと生きて子どもからあこがれられるような生き方をしましょう」「人生何が良いか悪いかは最後まで分からないので、物事に一喜一憂せずたんたんとなすべきことをやっていきましょう」「笑顔を忘れず、感謝と自分にできることはする貢献の気持ちを忘れないで生きることが幸せにつながります」「人から勧められたり頼まれたことは断らずに引き受けましょう。自分の可能性が広がって行きます」等と力説した。しゃべったことを全て自分が完璧に実行できている訳ではないが、しゃべった内容は自分に返ってくる。でも、こうやって時々人前で話させていただく機会があるので、自分の生き方がチェックできてまだこの程度の自堕落な生活ですんでいるのかもしれない。有難いことだ。ここで一つ、感謝入れときました。
 ☆今回思いがけず講演後にPTAの方から花束を頂きました。これもまた感謝です。ありがとうございました。

Dr.506 捕まってたかもしれない体験(11月14日)

時々ある講演会などで、「焦りや悩みが襲ってきた時には、死んでたかもしれない体験を思い出す」と楽になりますよという話をすることがある。人間生きているとだれも、人間関係や仕事、生き方やお金の問題などで悩まない人はいない。一時的には悟ったような気になっても、また迷いや不安に襲われる。その際の脱出策として、ドクターは自分の経験から、過去に何度かある「死んでてもおかしくなかった体験」や「仕事を辞めなければならなかったかもしれない体験」等を思い出すようにしている。そうすると、今の状態がいくら悪くっても、死んでたかもしれないよりはまし、仕事を辞めてたら退職金も何もなかったわけだからそれと比べたらまだ恵まれていると思って、焦りや悩みが消える。死んでたかもしれない体験等の具体的な話はまた別の機会に譲るとしても、死んでたかもしれない体験はそうそうあるわけではないが、先日黄色信号で止まった時に交差道路の先頭にパトカーがいてあのまま黄色信号で突っ走っていたら、信号無視で捕まっていたかもしれない体験をして、その体験が契機となってその日を心穏やかに過ごした話をしたい。黄色信号で突っ走った場合には、そのタイミングやパトカーがいた場合等に捕まることがある。ドクターはもう1点でも交通違反があれば、免停90日以上の要注意状態にある。だから慎重な運転を心がけていて今回も黄信号で早めに止まって正解だった。もしこれが捕まっていれば、免停で車に乗れない状態が1月以上、反則金も何十万円か分からなかっただろう。そのことを考えれば、その日も特に何もない無為な日だったが、その無為・平凡無事の日が過ごせる有難さを身にしみて感じることができた。こんな最悪の状態を想定しないと平凡日常の有難さが分からないということは情けないが、底の浅い人間はこんなことでもないと本当はありがたい平凡な日々に不満や退屈を抱く困った存在だ。今後はもう少し精進して、こんなねらいとは関係なく交通ルールを守り、日常に感謝できる境地を目指したい。
 ☆この風景のような境地に至るには、まだまだ修行がいる。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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