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Dr.885 役に立つ(1月19日)

絶こうちょうに生きるためには、「貢献」と「感謝」が大事だということは分かるが、この「貢献」が難しい。現役時代は仕事を通して社会の役に立っていることは間違いないし、特に教師は子どもや保護者や地域の方等から感謝の言葉を頂いたりするので分かりやすい。表立っては感謝の言葉がない業種も、どの業務もが繋がって社会が成り立っているのだから、社会に貢献しているのは間違いない。社会貢献等でマスコミなどに取り上げられる人だけでは世の中は回らない、その有名人の食べる物や着るものを作る人もいるし、その食べる物を作る人の家を作る人もいるし、家を作る木を植える人もいる。こう考えると一つとして社会に役立たない仕事はなく、仕事に就いている人は全て「貢献」を果たしていると言える。問題は仕事に就かない(又は就けない)人や定年後に仕事をしない(あるいは出来ない)人だ。現在(人生の中のこの期間、1年の中のこの期間)は仕事をしていなくても、別の期間には仕事をしたことある人もまだ「貢献者」として理解しやすいが、これまでもこれからも仕事をしない人はどうなのだろう。「役に立つ」かどうかも大きな視野で考えなければならず、「仕事」も狭い意味でとらえるのも違うように思う。人間として生まれ、生かされ、寿命まで生を全うする、これでいいし、これしかない。「貢献」「役に立つ」視点は大事だが、この意味をあまり狭く考えては間違うような気がする。今生かされている人みんなが夫々の生を生きている。

 ☆先日は裏山の草を雑に刈ったが、これがどう世の中の役に立っているかは簡単には分からない。

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