Dr.806 旗振り役(10月26日)
「旗振り役」と言っても何かのイベントを中心になって進める役というような意味ではなく、本当に国道脇で旗を振ったというお話。地元の農業法人が黒枝豆をテントで販売する最終日に、売り子として参加したドクター(60代)と、同じく売り子の若者(20代)が交代で道行く車に向かって自分たちの販売所をアピールする旗を振った。旗を振っているのを見て来客者が増えたが、その理由がドクターと若者では違う。若者の元気な旗振りを見て来てくださったお客さんは「販売所が近くにあるのが分かって寄ってみた」とおっしゃり、ドクターの旗振りで来られた方は「年齢を感じる旗振りに悲壮感を感じ、可哀そうになってやって来た」とおっしゃる。理由は違えども来客者が増えたんのだから、旗を振ることの大切さと年代に応じた役割というのか味があることが分かった。この「旗振り教訓」は本来のイベント進行、地域振興にも当てはまるかもしれない。旗を振った動機も、若者は売り子としての使命感から、ドクターは面白そうで一変やってみたかったからだが、こちらは人間性による違いだ。
☆「いっぺんやってみたかった」「面白そうだから」が動機のドクターの旗振り役。使命感がないのがちょっと残念。
