Dr.596 冒険教育指導者講習会(2月28日)
丹波篠山市を絶こうちょうにするにはどうすれば良いか気になりながらも、県立嬉野台生涯教育センターの冒険教育(HAP)指導者講習会に参加した。この講習会に参加しないと次年度のHAP指導ができないことになっている。HAP(ひょうご冒険教育)はドクターが嬉野台に勤めている時に創設した冒険教育プロジェクトで、当初は指導者の確保に苦労したものだが、今ではこの講習会を受ける人は60人ほどにもなっている。これほどHAP講師を志す人が増えたというのは、この冒険プログラムの魅力とドクター以降の施設担当職員の努力の賜物だ。初代担当のドクターは自分が指導するのが面白すぎて、指導者育成が後手になったのを反省した。ともかく、気がかりを抱えながらの講習会だったが、市政改革についても沢山のヒントを得ることが出来た。一つは「冒険教育指導時の安全管理」がテーマの話し合いで出た意見で、指導マニュアルや施設利用規定で「安全上やってはいけないこと」を定めることも必要だが、安全について最もキーになるのは「指導者や職員間でスムーズな意見交換が出来る人間関係をつくることだ」というものだ。良好な人間関係がつくれていれば、誰かが危ないと思ったことは直ぐに共有でき、全員で危険を回避する行動や認識を共有できる。それが言いにくい関係や特定の誰かの意見が強く通るような雰囲気では危ない。このことは市政改革でも他の事でも同じだと思う。良いことを思いついても言いにくい雰囲気やギクシャクした人間関係であれば、折角のアイディアが活かせない。もう一つは「その辺に刃物を置きっぱなしにするというような無くても良い危険(ハザード)と未知のことに挑戦したとき失敗するかもしれないというような成長に必要な危険(リスク)があって、同じ危険でもハザードは取り除かなければならないがリスクは成長や改善には必要だ」というものだ。これらの学びを参考に、これから良好な人間関係づくりや未知の領域へのチャレンジにがんばって行きたい。
☆嬉野台生涯教育センターであった冒険教育指導者研修会。冒険指導技術だけでなく市の絶こうちょう化や自分の人生の絶こうちょう化についても多くの学びを得ることが出来た。ドクターの嬉しそうな顔が何よりの証拠だ。でもこれは単に女性とツーショットが撮れたのが嬉しかっただけではという疑念の声もあり。



