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Dr.458 具体策がいる(9月24日)

定年後も含めて幸せに暮らすためには、生きがいを持て、人と比べるな、自分の恵まれたところに目を向けよ、プラス思考で行こう等といわれることが多く、それはそれで一理あるとは思うが、問題はそうしたくてもできない時どうするのかという具体策がいるということだ。具体策がなければ絵に描いた餅、理屈だけでは幸せになれない。そこでドクター講演では、生き方に迷いが生じた時には「死んでしまったかもしれない体験を思い出そう」、経済的な不安が襲ってきた時には「辞めてしまわなければならなかったかもしれないことを思い出そう」と呼びかけている。病気や事故などで死んでたかもしれないのだから、今がきつくてもまだ生きてるだけまし(生きてるだけで上出来)と思えば焦りが収まり、現職時同僚だった校長でも自分や部下の失敗で辞めていった人が何人もいる中、一倍無防備なドクターなど探そうと思えば辞める理由には事欠かずたまたま定年まで表に出なかっただけとも言える自分が、定年まで給料をもらい退職金も頂けたわけだから、将来経済的にいくら不安でも途中で辞めていたよりはましと考えれば少しは落ち着く。こうした具体的不安打開策は自分でみつけるしかないが、他人の物は参考になる。今日はさらに本で知った「下を向いて生きよ」をお教えしたい。他人と比べるなと言っても人間は比べたがる生き物なので、それなら自分よりも恵まれた人ではなくて自分よりもきつい人生を歩んでいる人を見て生きましょうということだ。「下を向いて生きよ」には抵抗感を持つ人もあろうが、自分の人生がどうしてもしんどい時には役立つかもしれない。著者は下を向いて自分の恵まれている所に気付けと言っている訳で、下の人を見下せと言っている訳ではないので、「下を向いて生きる」のはありかもしれない。
 ☆今朝ランニング中に見かけた美しい朝雲。幸せへの具体策のもう一つとして、「毎日、今日ハッピーだと思うことを10個あげる」というのもある。自分に合った具体策を試してほしい。

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