Dr.279 専門を持つ(2月25日)
大河ドラマ『麒麟がくる』関連の行事が続いている。今回は福知山市で明智光秀に関する大学教授など専門家の講演とシンポジウムに参加した。講演者は長年NHKの大河ドラマの時代考証を担当されている方で、専門的な内容を分かりやすくお話しいただいた。福知山市は亀岡市と並んで明智光秀の善政によって町の基礎が気付かれたゆかりの地だ。今回の大河ドラマを活用して市の活性化を図ろうという意欲も強い。篠山市の推進委員長としては責任を感じるが、ドクターとしては委員長を引き受けているということで全力を出し切っており、そこから具体的な企画を進展するだけの余力がない。余力があってもトレーニングやブログ執筆に使ってしまう困ったタイプだ。だが、どなたか適任者がおられたらいつでも気持ちよく委員長職をお譲りする度量と気概があることは自慢できる。それはともかく、この日の講演者、4人のパネラーともに歴史の専門家で、それぞれのお話が深くなるほどと思わされることばかりで、改めて専門を持つことのすばらしさを感じた。さぞや専門分野を研究されている時には充実した時を過ごされているであろう。振り返って自分の専門は何だろうと考えてみたが、①冒険教育指導者(とはいってもこの頃は長いことやっていない)、②農業(とはいっても成り行きで米と黒豆をつくっているだけ)、③狂言(とはいっても1年ほど前に辞めてしまった)、④・・・他にはあまり思い浮かばない。その後1分余りあれこれ考えて、⑤生き方探求者というのを思いついた。こんな専門分野があるかどうかは知らないが、イ)人生をどのように生きたらよいのか、ロ)特に定年後の定職が無くなった時どう生きたらよいのか、ハ)どのような考え方を持てば機嫌よく毎日を過ごせるのか、このようなことなら毎日考えてるし、身をもって実践研究しているし、このようなことに関わるのが好きだし、結構本や知見も溜まってきた。よし、これからはa)何か専門を持つと良いということを勧めるのとb)自分の専門は「生き方探求」であると言おうと決めたが、今日決めたことが明日は変わるかもしれないことも自信がある。もしかしたら毎日決めたことにとらわれずにその日その日で楽しく生きる専門家かもしれない。
☆福知山城で一緒に行った石垣や郷土史を専門にされている方のお話を聞き、講演やシンポジウムで歴史の専門家の方々を見て専門があることのすばらしさを感じる「定年後生活研究」と「流れに任せてとらわれない生き方」専門家のドクター。この日も成り行きや流れで福知山に行きましたが、結構楽しい一日を過ごさせていただきました。成り行きに関わっていただいた皆様に感謝申し上げます。


