Dr.1413 たった一度の人生(10月24日)
「たった一度の人生」というタイトルで、元国会議員、前市長のNさんの講演を聞いた。自分の人生を振り返りながら、人生の決断時に気合を入れて、自分のしたいこと、望む方向へ思い切って踏み出さなければならないというお話しだった。
話は上手でユーモアもあって、とても面白かったが、たった一度の人生とかかけがえのない人生とか固く考えすぎてはいけない、決断にしても自分の意思だけでなく、流れやご縁に任せてお気楽に行こうというドクターの主張とは正反対でちょっと動転してしまった。
しかし、よくよく考えて見ると、Nさんも自分の意思だけでやりがいのある人生を実現したわけでなく、普通の主婦から国会議員への転向にしても、党の方からそういうお話がやってきたからだし、夫に相談して夫の意見が2転してたまたま出馬と言うことになったと言っておられた。
これはドクター流に言うと、そういう流れに従っただけということになるのだが。流れ派としても、流れに乗っていくには、思い切りと言うか勇気がいる時もある。そんな時にその思い切りができたのをNさんのように自分の決断と考えるのか、ドクターのようにその決断を自分にさせたのも大きな流れと考えるかだけの違いのような気がする。
Nさんの言う決断派で折々に決断していくというのが生き方というタイプはそう生きられればいいし、ドクターのようにそれではちょっとしんどいというタイプは、流れやご縁派として無理しない決断(決断と言う言葉も良くない)というのか生き方をしていけばいい。
ドクター流れ派としても、人生どうなっても良いと言っているわけではなく、そりゃ機嫌よく充実していたと思える方がいい。でも、それにこだわり過ぎていては人生が重苦しくなりすぎるので、たまたまの人生、どう動いているかは流れに任せて、お気楽に日々を機嫌よく生きられればそれで十分と考えようと言っているだけだ。たまたま生まれてきた人生だけど、機嫌よく終われる方がいいとは思うけど、そこへどうやっていくかということだ。せっかくの人生と力を入れるよりは、たまたまの人生と思って力を抜いて考えた方が生き易いということ。どちらも人生の目標は幸せに生きるという点では共通していると思います。
良かった。Nさんとそう違わない考え方と言うことになって(勝手な解釈ですけど)。勝手な解釈でも自分が腑に落ちるように考える。これも流れ派が得意とするところです。
☆スクリーンがあるので時間が余ったら何か移すのかと思ったら(ドクターの講演はそうでした)、話が弾んでまだまだ話したりない感じでした。講演の面白さという点では全くかないませんでした。