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Dr.1376 陰徳(9月14日)

 いいことをする時は黙って隠れてやる方が良いと思っている。なのに今回は反対のようなことを話しますけど。昨日、あしなが育英会から残暑見舞いのハガキが届いていた。高校2年生の奨学生が直筆で、お礼と今の頑張りを書いていた。自分が「あしながおじさん」になっていたとは知らなかった(正確には覚えていなかった)。

 いくらか募金をしたようなしていないような記憶しかない。だから(もし本当に自分が善行をしていたとしても)これは陰徳と言うよりも、物忘れ徳だ。

 自分が過去にやったいいことも悪いことも結構忘れて来ている。物忘れが進んでいるのは心配だが、今回のように自分のやったいいことも忘れているというのは、陰徳にもつながって少しは良い面と言えるかも。

 数は少なくても、自分がやったいいことをずっと得意げに覚えているというのはあまりよろしくないと思う。自慢げにつながるからだ。

 それよりかは、きれいさっぱり忘れて、またまっさらな気持ちで、周囲の人に少しでも良いことが出来ればと思う。これと同じく、嫌な出来事も忘れさせてもらえればありがたいのだが、こちらはなかなか思うようには忘れさせてもらえない。

 簡単に忘れないで、同じ過ちを繰り返さないためにも必要なのかもしれない。それも分かるけど、こちらも、永久と言うよりは、だんだんと薄くしてもらえればありがたいのだけれど。そうは問屋が卸さないか。こんな虫のいいことを願うのは今回が初めてのような気がするが、もしかしたら前にもあって、こちらが忘れているだけかもしれない。忘却力、なかなかがんばってます。

 ☆あしなが育英会から届いた残暑見舞い礼状。この裏に直筆のメッセージが。こんな葉書を頂けるなんてありがたいことです。

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