Dr.1177 反射神経(1月30日)
ドクターの記憶力は低下しているが、反射神経はがんばっている。昨日も水利役員として、ため池を点検している時に獣害柵補強のために張ってある針金に躓いて山の斜面に前向きで倒れた。咄嗟に両掌が出て受け身のような形で衝撃を和らげた。もしこの反射行動がなかったら、顔面から石が混じった地面に突っ込んで顔面血だらけか前歯骨折になっていてもおかしくなかった。
反射神経の中枢は脳ではないようなので(脊髄?)、脳の衰えとは違うようだ。脳みその中身も反射神経のように維持できればいいのだが、無い物ねだりをしても仕方がない。反射神経だけでもがんばって残っていることに感謝したい。
物忘れや新しいことが覚えられないことなど脳の存在は日常でよく意識するが(もう少しすると自分が物忘れすることも忘れるかもしれない)、反射神経の存在を意識することはそんなに多くない。多くなくても反射神経の有無は昨日のひっかかりこけ事件のように致命的なダメージにつながることがあるので、これが残っているのは有難い。
よく言われるように、無くしたモノを数えるより残ったものを意識し感謝することが大事だ。これからの人生、自分にある(残っている)ものでやっていくしかない。新たな可能性が加わることもないことはないだろう。これから自分に何が残って、どういう役が回ってくるのか、ワクワクしながら生きて行きたい。
☆昨日の反射神経発揮の場となったため池と一緒に点検した同級生水利委員と。