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Dr.1003 いつまでも続かない(7月10日)

「いつまでもあると思うな親と金」という言葉があるが、何事につけ永遠には続かない。その最たるものが「命」だと思うが、それを実感する出来事をこの間経験した。

 人間ドックを受ける機会があって健診センターへ行っていろんな検査を受けた。結果が出るまで1月ほどかかるが、検査中に係の人から検査結果についてほのめかされることがある。

 裸眼の視力も想像以上に悪かったが、普段はメガネでカバーできてるのかそんなに不便は感じない。

 今回の健診で一番気になったのが、腹部エコーだった。通常なら数分で終わるはずが、何回も器具をあて直し、体位を変えて、長い間続いた(自分では何十分もかかった感じだ)。

 いつもより長いことに気が付いてから、何かがあるのだと気になり、あまりに長いので、これはとてつもなく大きい腫瘍(ガン)でも見つかったのではないかとかつてに思い、余命いくばくになるのかと気が気ではなかった。

 人間ドック検査を受けるまではそんなことは考えもしなかった。人生はいつかは終わるのだということは、動かしがたい事実なのだが、いつもはそんなことは考えず、人生がいつまでもあると思って暮らしている。同じようなことが続く毎日に時にうんざりしながら、それが有難いことだとはなかなか気付けない。

 ところが今回、長いエコーですっかり自分の余命は後数か月かと思い定め、日頃の何気ない毎日の有難さを痛感できた。

 検査の終わりごろに勇気を出して「何か見つかりましたか」と尋ねてみると、「肝臓やったか膵臓やったかの(そこ大事やろ)形がおかしいので、何度も確かめてみた」みたいなことを話された。それがどの程度命と関係するかはいま一つ定かではなかったが、即入院ではなさそうな感じ。今後の展開は油断できないが、人生が有限だということを思い出させてくれたのは意味があった。

 同じ年の友人が急に体調を崩して逝ってしまった時には、自分の残りの命もいつどうなるか分からないと思ったが、それもいつの間にか日常の用事にかまけて、忘れてしまっていた。

 今回の検査を契機に、今一度人生の有限さを思い出し、毎日を大事に生きたい。だからと言って、事態が激変するわけではないけど、少なくとも毎日を感謝しながら生きて行きたい。

 ☆久しぶりの人間ドックで人生の有限さに気付いたドクター。毎日を大事に、いけるところまで生きたい。

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