Dr.1000 過程を楽しむ(7月5日)
丹波篠山市民ミュージカルのオーディションの様子を見に田園交響ホールへ行ってきた。
オーディションというから、そこから出演者を選ぶのかと思っていたら、このオーディションは参加者の個性を知るためのもので、後のキャスティングの参考にもなるらしく、落ちる人はいないという。
10回目の今回は、小学生から70代まで62人がオーディションに挑戦。オーディションでは本番で演出家や振付師を務められる審査員から質問があったり、歌を歌ったり、即興で演技をしたり、ダンスをしたりしていた。
落ちるわけではないけど、皆さん緊張感をもって活き活きやられている。主役を狙って頑張っておられるのかなとも思ったが、館長の説明によると「このオーディション自体を楽しんでおられる」らしい。
それで合点がいった。皆さんのパーフォーマンスには緊張感と共にその場を楽しんでおられる雰囲気があったのだ。自分の得意の歌を歌ったり、ダンスを披露したり、急にやるように言われた演劇もセリフを見ながらも役になり切って演じておられた。見ているこちらにも、楽しさが伝わり、面白かった(興味深かった)。
私たちの人生は仕事など結構「結果を重視すること」が多いが、趣味などにおいては今回見せてもらった「過程(やること自体)を楽しむ」ということがもっと重視されて良いように感じた。
結果を気にせず生きること自体を楽しむ、そういう生き方を大事にしたい。
☆オーディション自体を楽しんでおられる参加者の皆さん。審査員の皆さんも審査自体を楽しんでおられるようにも感じられた。今回のオーディションで多くを学んだドクターはこの学びをどう生かすか。もしかして次回オーディション挑戦?