Dr.1994 良いも悪いも(7月2日)
生きていると、良いことも悪いことも起こる。そして、普通なら、良いことが起こってほしい、悪いことはできるだけ起こりませんようにと思って過ごす。しかし、悪いことは起こりませんようにと祈っても、起こる時には起こり、自分にとって良いことばかりが起こるわけではない。
それならもう、良いことも悪いことも、起こるがままに受け止めて、生かされている間は前に向かって生きて行く、そんな悟りのような気持ちにちょっとなった。まだ完全に悟りきったわけではないし、なぜそういう気持ちになったのかもわからないけれど、開き直りと言うのか、どうせ良いことも悪いことも起こるのだから、みんな受け止めて、自分が出来ることをやっていく、それしかないとちょっと思っている。
いつまで、そんなきもちで行けるのか分かりませんが、みんな受け止めて、自分にできる精一杯にのところをやっていく、そんな感じで今日一日をやってみます。明日はどうなるか分かりませんが、「一日一生」先ずは、今日一日をしっかりと自分に出来ること、自分がしなければならないことをやって行きます。皆様、今日が良い日になりますように。
☆良いことも悪いことも飲み込んで、自然は悠然とそこにあります。

Dr.1993 まだいい方か(7月1日)
村の飲み会があった。黒豆の話が出て(村のほぼ全員が農家で黒豆を作っている)、「土寄せ(少し育った苗の根元に、鍬などで土を寄せて倒れにくくすると同時に、雑草を押さえる作業)してるけど時間がなくて大変です」みたいな話をすると、「土寄せするということは、豆の苗は順調に育っているということか」と言われた。
村の人の中には、発芽率が6割ほどだったり、鹿か兎にはっぱを食べられた人や、根切り虫に苗をやられたという人までいて、手でやる土寄せは大変だけれど、これは順調な作業とも言えるので、まだいい方と言うことが分かった。
人生何事においても、大変なことは起こるが、見方を変えると、「まだいい方」「(最悪でなくて)有難いこと」という見方は出来る。「まだいい方」と思ったからと言って、事態が変わるわけではないけれど、気持ちを少し奮い立たせて、またその局面に向かって行くエネルギーを得ることはできる。
事態の渦中にいると、周りが見えなくなって、「最悪」「もうだめ」と心が沈みがちになるが、そういう時こそ、周りを見て、一息ついて、エネルギーを貯めて、また前へ進んで行きたい。
☆村の人と一緒に落ち着いた時間を持って、今日も前向きに、出来ることを精一杯やって行きたいと思います。皆様ご一緒に無理し過ぎずぼちぼち頑張りましょう。


Dr.1992 若者と話す(6月30日)
中学校総体の市の予選大会を見に行って、今年から教員になったという若い先生と話した。大学は文学部だったけれど、社会科の先生になったと聞いて、ドクターも法学部だったけれど高校社会科の先生になって、教科の授業には苦労したという話をした。
特に日本史の授業が多く、専門的な勉強をしてこなかったので(後に大学院へ行って近世史を専攻しますが)、毎日教材研究に追われ、時には仏像のマネ授業(先生が仏像の格好をマネをする:例えば、椅子に添わって半分足を組んで、肘をついて首をかしげて考え込むポーズで『半か思惟像』を表す)で教室を盛り上げた話等もして、良かったらこの授業案を差し上げます等も話した。
初任での担任を心配したが、「担任は面白いです」と答えてくれたのでちょっと安心した。教員にとって授業は勿論大事だが、部活動指導でも、学級担任でも、生徒会活動でも、生徒の相談にのるなど、何でもいいので、自分の得意を活かして、子どもたちを伸ばして行ってほしいというような話しもした。
彼と話していると、若い頃の自分を思い出した。いろんなご縁や流れで教員になったが、限界も感じて教育行政の世界に入り、それからもご縁で、冒険教育指導や教頭、副所長、校長等いろんな立場を経験する中で今に至る。立場は変わっても、変わらないのは「周りの人に元気を与えて、成長を支援する」だ。そして、生かされていることへの感謝と、自分にできる貢献をやっていく、これをベースに生きている(生かされている)。
久しぶりに、若い世代と若い頃の授業などの話しをして、自分の来し方生末を再確認できた。総体の子どもたちの様子を見に行ったのが、自分の姿も見ることになった。ありがたいことです。
☆中学総体市予選を見に行って、自分の過去・現在・未来を見ることになったドクター。未来は分かりませんけど、方向は「感謝と貢献」「一日一生」「流れとご縁」かな。

Dr.1991 いろいろあるけど(6月29日)
毎日いろんなことが起きている。前からそうだと思うが、この頃は特に多いように感じる。良いこともあるのだけれど(子どもたちの笑顔、美味しい夕食等)、多く意識に上るのは、課題と言うのか、事案と言うのか、対応を考えなければならない案件のことだ。
誠意をもって精一杯対応する。それしかできないのだが、どうなるかは常に気になるし、心は中々休まらない。
対応しなければならない案件は多いが、多くの方に助けられたりしながら、何とかここまで来ている。お陰様で、まだご飯は美味しく頂けるし、よく眠れる(睡眠時間はあんまりとれてませんけど)。
そして、よく見ると、大変なことに隠れて、嬉しいコト。ありがたいこともいっぱいある。今日も、前を向いて、出会うであろういろんな案件に自分なりに精一杯当たって行きたい。先ずは今日一日、元気に行きましょう。
☆今朝うちの窓の外にやってきて、美しい鳴き声を聞かせてくれた鳥たち。良いこともありますね。今日の良いコト、探して元気出してボツボツ行きましょう。

Dr.1990 初めてのこと(6月28日)
今朝やかんでお湯を沸かしていて、止めるのを忘れて新聞を読んでいて、急に「長時間スイッチが入りっぱなしですので電源を切ります」というような音声と共に、スイッチが切れた。
「こんなことは初めてだ」ということが増えて来ている。認知機能の衰えなのか、何か別のことを始めると前のことを忘れてしまうということが増えてきた。「こんなことは初めてだ」と言うこと自体、以前に同じことをやったのを忘れているかもしれない。
いくつになっても物覚えの良い方はおられるが、一般的には歳をとるとともに、記憶力が衰え新しく覚えるのが出来にくくなる。できるだけメモなどをとるようにしているが、メモをどこへやったのかを忘れることもある。
嘆いてばかりいても始まらないので、残存機能でがんばって行くしかない。生き方自体も、自分に出来ることを精一杯やっていくとしている。自分なりに全力で立ち向かい、自分に与えられる道を歩んで行く。先ずは今日一日を自分らしく全力で。今日を迎えられ、今を生きていることに感謝しながら、自分に出来ることをやって行きたいと思います。
☆今朝の自分の部屋の窓から見るいつもの景色です。今朝は雨が激しく降ってます。雨の日もあれば、晴の日もある。人生も一緒ですね。落ち込み過ぎないで、できるだけ元気を出して行きたいと思います。皆様もお元気で、前向きの一日を。
