Dr.161 自撮りをする人(10月8日)
ある本に、自撮りをする人は自己顕示欲や自己承認欲求が強く、アクセス数や「いいね」の数を非常に気にするとあった。こ・こ・これはドクターのことではないか。というより、ドクターのことを良く知っている人が、この本を書いたのではないかと思われるほど、書かれていることは自分に当たっている。自撮りをする人は自己愛が強く、自分に万能感を持つことが多いが、その割には現実社会では大した評価を得られていないので、ネットの世界でその欲求不満を晴らしているのだという。な・な・何なんだ、この冷静な分析は。当たっていると思われるだけに癪にさわる。自己愛は自己肯定感とは違うのか、自己愛というとマイナスイメージだが自己肯定感だと言えばプラスイメージで高い方が良いという感じがするではないか。著者に聞いてみたい気がするが、多分微妙な違いがあるのだろう。そんなに深く考えないで自撮り写真を載せていたが、この本のお陰で、自撮りをしたがる背景が分析できた。自分の行動の訳が分かって良かったが、問題は「だからどうしろというのか」ということだ。恐らく自己顕示欲も自己承認欲求もほどほどにせよということだろうが、次の問題は「どうしたらそれができるのか」ということだ。結局は「自分で考えろ」ということになるのだろう。やはり「お気楽な生き方」道を自分で探るしかない。これまでと同じような気もするが、読書の秋にふさわしい読書がができて良かった。
☆自撮りをしたがる人、ドクター。一応、黒豆や栗の季節になったことを知らせる絵(意図)だが、言われてみると自分が写っている必要はないか。
☆「自撮りをしたがる人は何枚もよく見える構図を探して自撮りする」とあったが、これも当たっている。どひゃー。