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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.743 市職員の力(8月7日)

産業建設常任委員会で市の施策の評価や補正予算の審議を行った。説明や現地踏査の案内を市職員の方がやってくださったが、どなたも担当分野のスペシャリストで、説明はよどみないし、何を聞いても答えられる。単に今取り組んでいる業務を説明するだけでなく、その業務がなぜ必要なのか、その業務と市の課題解決の関係など大所高所の視点も持っておられる。すごい人たちだ。こんな人たちを前にして、この人たちが取り組んだ事業をその事業には素人の一議員(素人なのはドクターだけかもしれない)が評価するのはなかなか難しい。利点があるとすれば、専門家はどっぷりその世界に入っているので、なかなか自分の言る世界を客観的に外から見ることが出来ない。素人感覚のドクター議員は何も先入観がないのでただ単純に疑問に思ったことを口にすることが出来る。例えば篠山城跡に通じる大手線の無電柱化については、「電柱が無くなってスッキリしたけど、ついでに城跡前の木を切ればもっとお城が見やすくなったのに」(実際には木を伐りすぎるのに反対の人もいて調整が大変だったらしい)、下水道施設の集約化で使わなくなった施設の跡地利用については、「地域の必要な人に売却して市の財源にすれば」(実際には法律の適用があって売れないらしい)。こんな感じでいろいろと勉強中です。

 ☆無電柱化を踏査中です。

Dr.742 田園回帰(8月6日)

新型コロナウイルス禍で密な都会を離れ田舎に引っ越そうという動きがでているらしい。田舎は人が少なく、テレワーク型の勤務が広がれば、田舎に住もうという人が増えるのは理解できる。都会に近い田舎として売り出している丹波篠山市としては、何とかこのブームをつかんで移住者を増やしたいものだが、関係者に尋ねてみるとそう単純な話でもなさそうだ。居住地を移すというのは大きなことで、伝染病が都会で流行ってるから田舎へと単純に話が進むわけではない。移住を決めてから、引っ越し先や家探し、仕事も考慮して実際に移住するまでは数年かかるのが普通だという。今回の田園回帰の流れは「前から田舎移住を考えていた人が、コロナ禍でじっくり考える時間が出来て、コロナに背中を押される形で動きだした」というのが正解のようだ。移住に関する補助金を増やせば、この流れが加速すると考えるのも単純すぎるらしい。補助金目当ての移住者は直ぐに出て行ったり、田舎になじめない場合が多いようだ。そんな移住者よりも腰を据えて田舎暮らしや農業従事を考えている人に来てほしい。そのためには丁寧に様々な相談に乗るなどの体制づくりや日頃からの信頼関係づくりが大事だということが分かった。その観点からは当市では昨年ドクターがいた「暮らし案内所」が重要な役割を果たしている。勤めた時にはそんなに重要な位置にあるとは知らなかった。ドクターの後任はしっかりした方で相談体制は充実した。結局、今回いろいろと田園回帰の流れを活かした移住増加策を考えているが、「ドクターを移住相談窓口から外した」ことだけが正解だったとならないように、さらに多様な促進策を考案しなければならない。

 ☆最近お堀に行灯、城跡に垂れ幕等が設置され「夏の雰囲気」が醸成されているが、これらも含めてさまざまな取り組みが重なり合って関係人口や移住人口の増加につながる。決して「ドクターを移住相談窓口から外した」だけが解決策ではないと思いたい。

Dr.741 実行する力(8月5日)

暑い日だったが、オンラインデカンショ祭地域版(ドクターの住む八上地区)の撮影が行われた。撮影は市役所の担当課がしてくれるが、人集めから企画まで実行するとなると、その中心になる人がいる。今回は地域の大河ドラマを盛り上げる会を主宰するOさんがやってくれた。ドクターもOさんから連絡を受けて参加したのだが、Oさんは他にもいろんな年代のいろんな人に声をかけて、この撮影会を実行した。その実行力には頭が下がる。集まった人も、甲冑を着る人、その甲冑を着せる人、白塗りの大道芸人に扮する人、浴衣の人、高校生、次の予定に心が忙しい人(ドクター)など多様だ。多様な人にも敬意を表するが、これらの多様な人を集める力を持つOさんの実行力は本当にすごい。世の中には時々この実行力を持つ人がいて、周囲や地域を盛り上げる中心になっている。なくてはならない人だし、敬意は表するが、誰でもこの力を有している訳ではない。それぞれの人にはそれぞれの力がある。要はそれぞれの人が、各自が持つ力に気付き、その力を発揮してほしい。それによって各地域・団体が盛り上がるし、当人も充実感が得られるはずだ。ところでドクター丹後の持つ力は何だろう。Oさんのような実行力はないし、企画力や実務的な力もない。あるのは流れに乗る力と毎日をお気楽に生きる力ぐらいだが、こんなものが周囲の役に立つのだろうか。

 ☆室内で練習した後、屋外で撮影したオンラインデカンショ。中心となる人の実行力の必要性を痛感した。

Dr.740 多分それ私です(8月4日)

用事があって妻と一緒に神戸に行った時、ついでに共通の知人女性に出会った。昔話に花が咲いて楽しい時間を過ごせたが、その時彼女が「自分はおばあちゃん二人に甘やかされて育ったからお山の大将が好きで、人に指図されるのは嫌いなんや」と言ってたと話した。今から20数年前のその出来事は忘れてるけど、その発言は多分私(ドクター丹後)に間違いない。実際うちにはおばあちゃんとひいばあちゃんがいたし、甘やかされて育ったのも間違いないし、だからかどうかは分からないが人に命令されるのは好きでない。自分が言った場面は忘れてるけど、発言内容からして自分が言ったことは間違いないと思われる。このことから、ドクターの記憶力の低下が著しいのと、その人間性の本質は昔からあまり変わっていないことが分かる。そしてその二つの導き出された結論からは、どうせ人(人間性や人格)の本質は変わらないので無駄なあがきはせず自然体でやりたいことをやって暮らして、万が一恥ずかしいことがあっても直ぐに忘れるから大丈夫という、今の生き方が導き出される。そんなこんなで今の自分で良いということになるのだが、自分に都合の良いように理屈づける性格も昔から変わっていないようだ。

 ☆妻と共通の友人と待ち合わせた場所。ドクターが変わってないことは上述の通りだが、妻も友人もそう変わっていないようにお見受けした。結局人間ってあまり変わらないってことか。

Dr.739 よく見えるけど(8月3日)

眼鏡のフレーム開閉が硬くなったのでメガネ屋さんに見てもらった。汗が入って硬くなることがあるということで、洗って調整してもらった。ついでにレンズも磨いてもらったら、これがまあホントに良く見えるようになった。目の前がくっきりハッキリ見えるようになってすがすがしくはなったが、鏡で自分の顔をくっきり見て驚いた。ほうれい線にシミ・しわ、肌の衰え等もはっきり見えて、なんじゃこれはって感じで、よく見えるのも考え物で、これなら以前のぼうーっと見える方がましだったかもと思わされた。何事にも良し悪しがある。定年後の生き方も生きがいを見つけるのは難しいが、自由時間が増えるという良さはある。1日の自由度が現役時代とは格段に違う。自由度があるのも良し悪しで、時間の使い方を自分で決められるけど、その分決定にはエネルギーがいる。モタモタしているとあっという間に一日が終わる。ただ、あっという間に一日が終わっても悪いことばかりではない。定年後の時間の使い方は効率だけでなく、現役時代とは別の観点が必要になってくる。メガネを磨いてもらって、こんなことまで思いが及んだ。いつものボーっとした頭まで磨いてもらったようだ。

 ☆メガネ屋さんで磨いてもらったよくみえるメガネをかけて、村の一杯会に集会場へ行くドクター。近所の人がよく見えるけど、あまり見えすぎない方が良い面もある。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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