Dr.701 コントロール外(6月18日)
有名なラグビー選手がオリンピックが延期されたので、オリンピック出場を目指すのを辞めて別の道へ進むと発表された。その際彼の言葉として、「自分がコントロールできないことは放っておいて、自分の出来ることにベストを尽くす」みたいなことを言っておられるのを知った。これは昔からドクターが言っていたこと(かどうかは自信はないが、今言っているのは確か)で、自分の力外のことはどうしようもないのだからそのことで悩まず、その分のエネルギーも含めてこれから出来ることに全力を注いでいくという生き方だ。ドクターの場合はさらに進んで、全力を尽くしたかどうか、それが全力かどうかも、コントロール外というのか、いろんなご縁やその時の状況によると考える。自分がどの時代にどんな環境に生まれたのかもコントロール外なので、その時その状況で自分がとった行動が全力かどうかもコントール外として気にしない。このような考え方は無責任だと思われかもしれないが、ここは自分に対する信頼と諦めが根底にある。自分は置かれた状況で出来ることはやる人間だと自分で自分のことを信頼しているので、後から考えて「あれで良かったのか。本当に全力を尽くしたのか」等と悩まない。それに人生は結局「なるようにしかならない」という諦めがあるので、「あの時もっと頑張っていたら結果は違っていたかもしれない」等とも悩まない。飄々淡々とやる流れになったことを出来る範囲でやっていく、そんな生き方で生きてるはずだけど、ちょくちょく悩むなあ。
☆人知れず凛と咲く野の百合や人知れず稲苗間を泳ぎ回るオタマジャクシのように自然体で生きたい。全力かどうかなども気にせず。


