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Dr.660 地元の人は優しい(5月4日)

次期開催議会の資料を読んだり効果的なコロナ対策を考えたりしながら、農作業も続けている。昨日は幸い田んぼに水が入ったので、ドクタートラクターで田植え代かき前の荒鋤きをやった。久しぶりの田んぼ鋤なのでどうやるんだったかなと思い出しながら(お米作りは1年1回なので毎年記憶があやふや)、最後は適当に鋤いた。最初は曇り夕方からは雨も降ってくる中での作業となった。最初の1枚(田んぼの数え方)は比較的うまく行ったが、その次の田んぼは鋤き跡が残って田んぼが凸凹になって何回通っても奇麗にならない。どうもこれは、作業者の腕と水が不足しているせいではないかと気づき始めたが、作業者の腕も水もどうにもならない。水当ては先の人優先で、ドクター田は水が入ったと思って次の方に譲ったので、その日にまた欲しいと思ってもそう簡単ではない。ところがドクターがトラクターの方向を転換するとそこに顔見知りのおじさんが立っておられ、自分のところは終わったので「お前んところは水が要るか」とおっしゃる。どうも水不足で田鋤がうまく行ってないのをお見通しだったようだ。雨も降り出し他に待っている人もいないので、「良かったら水源ポンプをこのまま稼働しておくから、あんたが入れ終わったら止めておくように」と言われるので、お言葉に甘えて水を入れさせていただき、水が入る前とは違ってスムーズに田鋤が出来た(と言っても他の人と比べたら上手な百姓ではない)。農家にとって水や自分の田んぼの世話は大事で、この忙しい時期に他の人のことまで気にかけてくださる地元の方の優しさが胸にしみた。これに限らず地元には優しい人が多い。この優しさをマネして、自分の優しさもグレードアップしていきたい。

 ☆この日の田んぼ鋤には地元の優しい人や鳥たちもやって来て、夕方までかかったが、そんなに奇麗な出来とは言いがたいかもしれないが、大雑把百姓のドクター丹後として達成感があった。

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