Dr.658 賛否両論(5月2日)
5月1日に丹波篠山市初議会があり、議長の選出や各種委員会の配属や委員長の決定、その他緊急の議案の議決等を行った。初体験の丹後新人は多彩な日程に付いて行くだけで精一杯だったが、政治の世界のやりがいと大変さの一端を覗いた気がした。やりがいというのか政治の責任の重さとしては、市民生活に係る大きな影響事(例えば新型コロナウィルスで困っている人にどう対策するのか)を議会が決めないと市民に届かないということ、そして自分がその18分の1の1人であるということが分かりかけたということであり、大変さと言うのか難しさと言うのは、政治的に何か一つを決定すると必ず賛否両論があり、全員が全満足と言うことはまずないということを分かりかけたということだ。例えば国の施策だが、コロナ対策全員一律10万円配付にしても困った人に30万円の方が良かったのではないかという意見があり、緊急事態宣言の継続にしても賛否両論あるということだ。賛否があってもどちらかに決めなければならない。もちろん出来るだけ反対意見も取り入れより合意しやすい形に昇華する努力はしなければならないが、時間の制約もあり、完璧合意は容易ではない。このブログにしても、非常時に「人生なるようにしかならない」等と暢気なことを書いている場合ではないという否の意見もあるだろうし、こんな時だからこそ「人生は思い通りにならないから、結果は人智を超えた大きな力にゆだねて、自分は出来ることを自分らしくやればいい」というある種の開き直りが自分には力を与えてくれるという賛の意見もあるだろう(希望的推測せすが)。賛否両論ある世界を生きる難しさの一端を思い知った議会初日でした。
☆政治の世界にも、ドクター家から見える山桜や五月空を泳ぐ鯉のぼりのように、賛否の「否」がない世界があればいいなあ。


