ささやま冒険教育

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Dr.47 冒険とリスク

先日の指導後のファシリテーターミーティングで雨の中をコースへ出た場合、カッパなどを着ていても濡れて風邪を引いてしまう場合などの心配があるがどうするのかという話題が出た。結論としてはケースバイケース、雨の状況、参加者の装備状況、グループの状況、主催者(学校では引率先生)の意向、施設(嬉野台生涯教育センター)の方針などを総合的に判断して決めるということになったが、指導するファシリテーターの性格も大きな要素だ。参加者の安全を最優先して室内で活動すべきだという慎重派、雷や警報がなければどんどん外へ行けばよいという積極派、いろんな要素を総合的に考えて決めるが、もし雨中活動した場合は戻ってきた時、班員にタオルで汗を拭かせてから解散するという良識派、ドクターなどの成行き派等だ。この前の雨でドクター班は外へ出たが、それは外へ出る班を見た班員が浮足立ち室内の活動が難しくなったのと、雨で濡れたりカッパの上から肩を踏まれてもいいからそれでも外(冒険コース)へ行きたいという班員の声があったので外へ行った。結果雨中のウォール(壁超え)という激しい活動をやって、シャツや靴下が濡れたりカッパが破けたり手が滑ったりする危険性もあったが、無事やりとげた達成感は高かった。二日間を通した振り返りでも、多くの人がこの雨中ウォールからの学びを語っていた。ここでもう一度確認しておきたいのは、冒険にはリスクが付き物で、リスクが嫌なら冒険活動をしないのが一番だが、それでは成長がない。これは人生にも言えることで、リスクが嫌なら部屋にこもって何もしないのが良いが、それでは心が死ぬ。もちろん無謀なリスクは要らないが、冒険や人生にはリスクは付き物で、リスクは成長には必要だ。

☆晴天(好条件)の活動は気持ちが良いがリスクはやはりある。ハイリスク ハイリターン。リスクの高い活動は得るものも大きい。リスク(命にかかわるものを除く)は忌避や毛嫌いしなくてよい。

 

 

☆担任の先生もチャレンジしたクライミングウォール。これにもリスクはあるが、何事にも得るものもあれば失うものもある。計算通りいかないのが人生。まずは楽しんでやってみよう。

 

☆先入観や心配性を脱し、何事にもどんどん挑戦しようという風に持っていこうとする振り返り。誘導振り返りには気を付けたい。

 

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