Dr.405 地域起こし協力隊(7月25日)
地域起こし協力隊の報告会を聞きに行った。丹波篠山市にはかなり以前から毎年数名の若者が各地域に入って地域起こしに活躍している。今回の発表者は獣害対策のために、穫れた鹿や猪を加工する作業場を設けてサラミやソーセージなどの商品を販売しているという。もう一人の人はハーブを育てて、それを使った様々な活動を行っているという。他にも廃校の小学校を使って飲食店をやっている人や地域の子ども達に勉強を教える寺子屋活動をやっている人など多彩だ。協力隊が入った地域はどこも活気づいているという。地域起こしは、「若者」「ばか者」「よそ者」を呼び込めと言われるが、まさに彼らの活躍がこの言葉を実証している。地域外の若者が多い協力隊員は、自分の生活よりも地域の盛り上げに興味を示す、ある意味「ばか者」だ。ドクターの地域にも来てほしいが、彼らと一緒に活動をコーディネートしていく地域の人材がいない。いなければ自分がやれよといわれそうだし、自分のできることは何でも引き受けるのをモットーに実践してきたつもりなので自分がその役をと考えないわけでもないが、人にはそれぞれの役割・得意分野がある。自分で自分の役割を決めるなと人には言っているので悩ましいのだが、自分は活動のカギ・発起人になるようなタイプではないように思うが、ここらあたりが悩ましい。葛藤は続く。
☆地域起こし協力隊の若くエネルギー溢れる姿に触れ、自分は地域のために何をするべきか悩みが深まるドクター。一見すると自撮りのことしか考えていないおっさんに見える。


