Dr.2038 小欲知足(8月19日)
欲を減らし、足るを知ることが不安や苦しみを減らして、満足して生きられる。改めて「小欲知足」という考え方の大事さを噛みしめている。
いろんな心配や不安が出て来るというのは、充実した人生、満ち足りた毎日を送りたいという、いわば高望みから起こるのではないか。「充実した人生」を望むのは悪いことではないが、生きていたり、老化を感じる年ごろになると、いろいろと出来ないことが増えて来る。それを仕方のないコト、まだこれだけのことが出来ているだけ有難いと思えれば、比較的穏やかに生きられるのではないか。
毎日、夜寝られて、ご飯が食べられ、身体が動くだけでも有難いことだ。そりゃ他にも社会的な使命を果たすなど大事なこともあるけれど、あんまりまり日々の目標を高く設定すると、それができていない、出来なくなるかもしれない自分に、不安や心配が高まってくる。
若い時は、それでも目指す人生向かってあがいていくのもアリかもしれないが、人生の後半に差し掛かっては、あんまり高望みすることなく、「小欲知足」で穏やかに生きるのも大事なように思う。
☆家の庭に咲くユリの花。誰かに見てもらうためではなく、ひっそりと咲いていました。ただ咲く、それだけで満ち足りているそんな風情を感じました。