Dr.1801 柔らかい心(12月6日)
柔軟さの大切さに改めて気付くことがあった。きっかけの出来事はもう少し前に会ったが、今朝その出来事の意味が分かった(気付いた)。
それは、乾燥した黒豆の枝から豆粒を取り出す(脱粒)作業中の出来事だった。乾燥庫から取り出した一束一束の黒豆の枝を、その束を結んである紐(ロープ)をほどいて、一本一本の枝を脱粒機に欠けるときに起こった。脱粒機の中は金属の突起がついたドラムが高速回転しているので、乾燥枝は粉砕され豆がでてきてそれが下に溜まって、ベルトで排出口から外へ出て来る仕掛けになっている。
何せものすごい力で回転しているので(そうでないと枝から豆粒を取り出せないので)、手でも突っ込もうものなら、ひとたまりもない。それほど激しい回転の中へ、本当は入れてはいけない紐が一緒に入ってしまった。そしてすぐに反対側の砕かれた枝が出て来るところから、何もなかったように元のまま出て来た。
これにはびっくりした。誤って紐を入れてしまって、紐が切れ切れになって出て来るか、ドラムに引っかかって回転が止まるかだと思っていたら、元のままの状態(全く切れていない)で何事もなかったように出て来たのだ。
瞬間、不思議に思ったが、次の作業に追われて、ゆっくり考える間がなかったが、今思うと、それは紐が豆枝と違って、柔らかかったからだと気付いた。高速回転ドラムは、固いものは砕くが、柔らかいものはくだけず、そのまま回転に沿って、外へ排出してしまう。引っかからなかったのが幸いだったが、固いものは砕かれるが、柔らかいものは壊れないという、何とも比ゆ的で興味深いことに気付かせてもらった。
人間の生き方も、固ければ砕かれるが、柔らかければ砕かれることはない。これからはより一層、固定観念を無くして、柔らかい心で生きて行きたい。皆さんも、ご一緒に柔らかい生き方で行きましょう。
☆柔らかい心を表現してみましたがどうでしょう。まあだいたいで大目にみてやってください。柔らかい心と大目に見るは違うか。まあこれもあんまり厳密に考えるのは止めて、だいたいでお願いします。