Dr.156 意味が分からない(10月2日)
昨日、町で後ろ向きに歩いて帰る小学生を見かけた。車が通る通りからは一本奥まった道路だから、交通安全的には絶対危ないということでもないが、後ろ向きに歩いている意味は分からない。多分、いつも前向いて歩いているのに飽きたのかもしれないし、好奇心かもしれないし特に意味はないのかもしれない。意味が分からないということで言えば、この頃毎日行くスポーツセンターのベンチに座って一人でしゃべっているおっさんも見かけた(同じような傾向はあるがドクターではない)。口の中でブツブツつぶやくというような程度は超えて、身振り手振りも交えてはっきりとしゃべっている。「誰と話しておられるのですか」と聞こうとして思いとどまった。「けったいなおじさんをそっとしておくことができない変なおっさん」の絵が目に浮かんだからだ。しかし、考えようによっては、この小学生やけったいなおっさんの行為は評価できるのではないか。世の中、意味を求めすぎているのではないか。何の意味もないけど「やりたいからやる」「やりたいという明確な意思もないけど自然とやっている」ということがあって良い。これが完成すれば悩みから解放される。一風変わった小学生とおっさんを見て思いついたことを書いてみたが、この文章にも特に意味はない。
☆特に意味はないけど撮ってみただけの写真。意味を書こうと思えば書けるが、無くても生きていける。