Dr.153 ドクターのはなし(9月29日)
ドクターがこのブログで「『生きる目的』とか『何のために生きるのか』という問いにとらわれてはいけない」と言っているにもかかわらず、今朝のある新聞論説で「生きる目的」みたいなことについて書かれていた。ドクターブログ読者以外は誰もドクターの話しなど聞いていないので仕方ないことだが、その記者の問いの立て方はまずいとしても、「自分のモノサシを捨てよう」という呼びかけには共感できる。何でも自分と同じ方向の意見には共感できるものだ。老年になっていくと、それまでの自分の(生きる目標の)モノサシにあった、社会的評価・仕事の達成感・財産・健康などの値がどんどん下がっていき、やがて死によって0になってしまう。死んでも評価や思い出は残ると思っている人があるかもしれないが、もっと大きな尺度では太陽の膨張などによって地球そのもの人類自体がなくなるのだから、そんなモノサシによって生き方をはかっていたのではボロが出るのは当然だ。だから一度これまでの自分のモノサシを捨ててみようというような主張だったと思う。ここからはドクターの話しだが、だから適切な毎日の過ごし方としては、「向こうから来たり自分で見つけたりして、とりあえずやることで一杯にして、下手に考える暇を持たないようにしながら、そのような忙しい日常の中にあるちょっとした幸せを大切に、生きていることに感謝して過ごす」あたりが良い。この類のことは折々言ってきたことだが、今回の話のオチは、仮入れ歯のドクター前歯が検査のため抜かれて「歯無し」になったという「はなし」です。ちゃんちゃん。
☆村の共同作業に出た後、歯医者で歯を抜かれて「歯無し」になったドクター。診察室での隠し撮りです。中身もやり方も汚い映像でごめんなさい。
☆お口直しに、ホントに久しぶりに息子と言った温泉を出たところでみた夕暮れの風景。思春期息子と二人だけの時間が持てドクターとしてはとても嬉しかった景色だが、みなさんにとってはどうでもよい「ドクターのはなし」でしたね。すみません。