Dr.1373 才能(9月10日)
久しぶりに美術館の展示を見た。その特別展はガラス作品の芸術性と実用性を兼ね備えた、フランスの作家の展示会だった。その作品の瓶や装飾品を見て、ホントに美しく、とても誰にもできるものではなかった。
世の中にはこの作家だけでなく、素晴らしい作品を作れる才能を持った人はたくさんおられる。しかし、その多くは努力だけでは成しえないものがあるのではないかと思った。
何も芸術家の才能だけが素晴らしいのではなく、スポーツにおける才能や科学における才能、文学における才能などいくつも才能の分野はあると思う。また、才能のない人がダメなわけではなく、ないならないなりに生きればいいだけのことだ。
さらに才能の程度もいろいろある。とすれば、誰でもどの分野かにいくばくかの才能と言うのか適性を有していると思う。できれば、自分の才能なり適性を活かせるジャンルで生きて行ければとは思う。
自分がどの分野にそこそこの才能を持っているのか、長く生きていると少しは分かってくる。なかなか思い通りには行かないが、できれば自分の得意分野を見つけてそれが生かせればと思う。今回の作者のような圧倒的な才能はないにしても。
☆なかなか誰にでもできるものではないガラス工芸作品。ドクターの適性はどの分野にあるのだろうか。