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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.1122 成長的マインドセット(12月1日)

 とある研修で「成長的マインドセット」という言葉を学んだ。まだまだ理解は不十分だと思うが、要するに人(の知能)は可変的で変えられるという価値観で、教育(人を育てる)には必要な考え方だということだ、と思う。

 これに対して、「固定的マインドセット」というのは、人の知能や能力は生まれながらに持っているもの(才能)によって決まるという考え方で、これでは努力のし甲斐がないことになる。

 成長的マインドセットでは、「~できない」のではなく「まだ~できない」と考え、「Can I ~」(私は~できるだろうか)よりも「How can~」(どうしたら~できるだろうか)と考えることを大事にする。

 そして、子どもには「あなたはすごいね」と(才能を)褒めるのではなく、「一生懸命取り組んだね」というようにプロセスを褒めることが大事と言う。

 以上のような説明は分かるような気はするが、ドクター的には「人は努力によって伸びる部分と、生まれながらに持っている部分がある」と思っている。「努力できるかどうかも、生まれながらに持っている資質による部分も大きい」とも思う。だから頑張らなくて良いということではなく、自分の持っているものを大事に使う人生が良いと考えるのだ。

 持っているものの大小を人と比べて、ひがんだり偉そうにするのではなく、持たされたもの(持って生まれて来たモノ)に感謝してそれを存分に活かす生き方をしたい、持たされたモノの中には運や宿命やご縁や流れも入っていると考える。

 「成長的マインドセット」教育観からは外れるかもしれないが、「努力すれば何でもできる」と考えるのはしんどい。今できていないのは、努力が足りないからだという思いにとらわれたらしんどい。「できるできないを意識し過ぎず」自然に生かされていることに感謝しながら、できることややる羽目になったことを精一杯(でも頑張り過ぎないで)やって生を全うする、これで十分だし、これしかない。いつもの結論になってしまいましたね。これでは成長的でないか。

 ☆学校安全パトカーに乗るドクター、連行されているのではありません。「何で乗っているのか」、努力とか意図とかよりも流れと言う方が合っているように思います。載せてくださった方、こんな時間があるコト等には感謝しております。

Dr.1121 逆転人生(11月30日)

 いつもは見ない遅いテレビ番組で「逆転人生」つうのを見た。昨夜は口蹄疫(?豚の伝染病)で全滅した養豚場の経営者が働き方改革で、養豚売り上げを何倍にもしたという話だった。

 自分についても考えて見た。そりゃ人生の厳しい時期もあったが、何とか乗り越えたというより、あたふたしている間にその時期おが終わって今がある。今が逆転で全盛なんていう意識はないし、いつ辛い時期を迎えるかも分からない。

 人生死ぬまでどうなるか分からないし、落ち込んだ逆転したっていう感じはその渦中ではあんまり考えないのではないか。毎日を現在を精一杯というのか、その時出来る範囲で生きて行くしかない。後から考えて人生曲線は描けるだろうが、それにしても生きてる限りは続きがあって途中でしかない。

 いつも身構えて生きるのもしんどいし、気を張っていても、悪いことが起こる時には起こる。「負けた」「逆転だ」なんどと騒がず、淡々と人生の出来事に対処して行くしかない。

 ここでも又、いつもの流れ人生論が始まるが、流れでやる事になったことを、今日一日、この一週間、今月、この1年・・・やって行きたい。流れを信頼して、出来れば「逆転や」「転落や」と大騒ぎすることなく行きたいものだ。

 ☆この前行った少年野球の開会式。ドクターは始球式で暴投したが、市長がその球を打ち返して盛り上がった。暴投が盛り上げのきっかけになったことになる。何事もそれがどうつながっていくのかは分からないし、考え方にもよるかな。人生そう単純には行かない。

Dr.1120 いろいろ障りが(11月29日)

 週末またいつもの高校剣道部仲間と黒豆の収穫作業&飲み会イベントをやった。

 ドクターは後半の飲み会からの参加だった。飲み会といっても、半屋外でフォンディユーという手作り感満載のものだ。情報交換をするうち、同年齢のみんな体にどこかしら悪い所があるコトが分かった。よくこの年齢の者が集まれば始まる、病気あるあるがここでも始まった感じだ。

 ある人は血圧が、ある人は血糖値が、ある人は手術をして、ある人は物忘れサプリを飲んでいる(ドクター)。

 親の高齢化に伴うケアの話題も共通して、みんな同じような経験をしていることが分かった。

 いろいろ若い頃よりは障りはあっても、みんな元気でそれぞれの人生を機嫌よく生きている。共通の知人の話もあって、会話はいつも盛り上がるが、ともに抱える課題と向き合いながらも元気な暮らしを互いに励まし合いながら送れたらいいな。

 同じ学校で高校生活を送り、同じ時代を生きてきた者同士、生活の仕方は違うけど、それぞれの人生を生きている。これを励みに自分の人生を生きて行きたい。どこへ行くのかは自分でも分かりませんけど。

 ☆平日のスーツ仕事と週末の百姓仕事、どちらも経験できるの有難い。いろいろ障りはあるけれど、行けるところまで行こう。

Dr.1119 失敗を活かす(11月26日)

 高校駅伝の強豪校の監督さんにお話を聞く機会があった。

 ここ何年も県の大会では1位か2位しかとったことなかったのに、昨年は3位になってしまった。そこで何が悪かったのかを考え、生徒たちの自主性を尊重したり、みんなが納得する選手起用を考えたり、休養を取り入れたり、新しい試みには勇気も要ったようだが、思い切ってやったら今年は優勝に繋がったという。

 上位常連校でもずうっと上位を維持するのは難しい。絶えず見直しは必要だと言うこと、失敗と言うのか辛い体験は上手く活かせばレベルアップにつながるということを教えてもらった。

 何よりも監督は明るくユーモアがあって話していて、こちらも元気なる。どの世界でも一流は何かを持たれている。

 省みて自分は何の世界(教員・空手・冒険指導者・狂言・・)でも一流ではないし、無理に一流にもなれないから特別なものは持っていないが、どの世界でもそこそこは面白かった。少し認めてもらった世界(校長・講演会講師等)もあるが、トップと言うほどでもない。

 もしかしたらドクターは中途半端そこそこの達人かもしれない。まあ何にしても自分らしくしか生きられない。今日も夕飯時の一杯を楽しみに自分らしくボチボチ行きましょう。

 ☆紅葉が美しい今田地域から出発した失敗を活かす一流監督訪問の旅。失敗を活かすにはエネルギーがいるが、どうもそのエネルギー量も中途半端みたいな気がするドクター。

Dr.1118 人生の最高は?(11月25日)

 トレーニングセンターでよく出会う教え子が、「先生、まだまだ筋肉ありますね」と言うから、「見かけだけで、実際には筋力どんどん落ちてるわ」と答えると、「それじゃ、(人生で)一番筋力&体力あったのいつですか?」と聞いてきた。

 常々「人生の一番は?最高の時は?」と聞かれたら、「それは今です」と答えたいと思っているドクターとしては、「今です」と答えようとして、筋肉・体力的にはその答えは無理があると思いなおし、しばらく考えてから「やっぱり20代かな。空手で国体に出て、ベスト8に入ったし」と自慢話も付け足して答えた。

 体力的には最高は過ぎたのは明らかだが、人生の総合的な旬はいつだろう。今の仕事はストレスも多いけどやりがいはあるし、校長時代も議員時代も冒険教育時代もそれはそれなりにやりがいあった。これまでの時代にもその時はストレスもあっただろうけど、今となってはストレスや嫌なことは薄れて、やりがいや面白かったことばかりが残っている。

 となると、現在の仕事も後から考えるとストレスのことは忘れて、良い思い出だけになるのだろうか。体験的にはそのようになると思われるが、ストレス一杯の油断ならない毎日を送る身としては、これらがすっかり消え去るなんて今の時点では到底考えられないのだが。

 人生の最高についての考察は死ぬ間際までとっておいて、今は今やる事に頑張り過ぎずに精一杯やって行くしかないですね。やっぱり。

  ☆休みの日もいろんなイベントに顔を出してるが、こんなこともいつでもできるわけではない。今の良さかな。

 

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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