Dr.2453 自分の時間(12月3日)
世の中コスパとかタイパとか効率が重視されるが、それとは別に自分の時間、自分の生き方も大事にしたい。ドクターがやっている農業などは、その一つの例だと思うが、農作業にかける時間やお金を考えると、小規模農家で大方の作業を一人でやるのは(家族や妹家もてつだってくれますが)、割に合わない。それでも様々な理由で続けている。
この前、高校剣道部仲間と大阪であったのも、そのために多くの時間を使ったが、それはそれでいい時間の過ごし方だった。
仕事に追われたバタバタの日常だが、そんな中にも自分の時間、一見無駄に見える時間や、ぼっーとする時間も少しは入れていきたい。
「人間には無駄が必要。非効率で手間のかかることの中から感動は生まれる」という言葉もある。自分が大事にする時間を大事にしながら、自分の毎日を送っていきたいと思います。
☆7年前の今日です。同じようなことをやってます。皆様も、無駄や自分の時間を大事にしながら、ボツボツ一日を歩んでいきましょう。

Dr.2452 成熟(12月2日)
9月だったか10月だったかに収穫していた未完熟の青トマトが今頃色づきだした。採ってから台所のテーブルの上に置いてあって、赤くなってきたものから順に頂いていたが、最後の方まで残った連中はもう色づかないまま腐るのかと思いきや、数か月たった今色づき始めた。
腐っていなかったということと、これまで全く変化がないように見えても、内部では着々と成熟に向けて準備が進んでいたということ。これは人間の場合でも言えそうで、トマトからの貴重な教えだ。
変化の準備は遅々として目に見えなくても内部では着実に進んでいるということ。自分の場合も成熟が進んでいるのかは自信はないが、この頃いろんなことが「受け入れる」ことができつつあるように、自分に甘く思っている。
「自分の思い通りにならないことを受け入れる」ことの重要性については、以前学んだところで、それからいろんな事態があっても、受け入れるということで少し気持ちが落ち着いては来た。
日々いろんなことが起こり、いろんなご意見を頂くが、受け入れてそこから出発する。出発したからと言って不安がなくなるわけではないが、その心配や起こった事態も受け入れて進んでいく。それしかないように思い始められてきた。まだまだ途上の哲学なので、この先どうなるかはわからないですが、そしてまたこれを成熟というかどうかは分からないが、何とか前へ進んでいきたいと思います。
☆皆様トマトからの学びを大事に、事態を受け入れながらボチボチ前へ進んでいきましょう。今日も何とか良い一日を。

Dr.2451 行き当たりもグッド(12月1日)
何かにつけ準備を整えて事に当たるのが良いのは言うまでもない。しかし、人生にハプニングはつきものだし、そんなに大層なことでなくても急に何かが入ることは普通にある。
昨日も、少年野球の開会式であいさつすることになっていて、それは聞いていたのでいつもの、「(大会を支えてくださっている皆さんに感謝しながら)この大会、少年野球、丹波篠山市盛り上げていこう」「オー」というのを簡単に考えていたが、それに加えて始球式の投手役が回ってきた。
同じ大会で以前に始球式投手はやったことがあるが、その時はバッター市長に当たりそうな球を投げて、それを市長が打ち返して盛り上がったという経験はあるが、自分のコントロールには自信がないうえに、準備もできず、行き当たりばったりで、プレートよりもだいぶ前から投げると、結構いい球が入った。
それをバッターの県議が思いっきり打とうとして当たらなかったので盛り上がった。結局いい感じの始球式を終えることができた。行き当たりばったりで上手くいくことはそうないが、たまには行き当たりもグッドな結果になることがあることは覚えておきたい。
人生予期せぬことがいろいろ起こりますが、備えられることにはできるだけ備えながらも、突然起こるいろんな事案に対しては、流れに従いできる範囲のベストをやっていくのがいいですね。上手くいくこともあればそうでないこともありますけど。
☆朝霧の中で行われた少年野球大会開会式。こんなきれいな霧も予期せぬものでしたが、心に残りました。皆様、いろいろ予期せぬこともあると思いますが、グッドに行く場合もあるので、心を前向きに持って笑顔で行きましょう。もちろんボチボチですけど。

Dr.2450 奇跡的(11月30日)
昨日は高校剣道部の仲間7人が集まった。普段からラインで近況を報告しあっている仲間だが、一人がアメリカ在住、一人がオーストラリア娘宅在宅が基本で、日本にいる仲間も貿易商で海外旅行多しの者や、退職後夫婦海外旅行好きもいるので、全員が顔を合わせられるのは奇跡に近い。
アメリカ在住者の人が、そのご家庭の法事に合わせて日本に来た時に、普段オーストラリアの人も帰国中だったので、ほかの者も都合を合わせて大阪で集まることができた。
オーストラリア娘宅在住の方が、オーストラリアへ行くまでは結構(年に2~3回)会っているメンバーだが、アメリカ在住の人にはドクターなどは、高校を出てから50年ぶりの再会だった。
50年ぶりにみんなで集まったのだが、顔を見て一瞬のうちに50年前にもどったように、打ち解けて話が弾んだ。その当時のエピソードや、互いの近況や知り合いの情報交換など話題には事欠かないが、みんなが覚えていたのが、当時キャプテンのドクターが神戸で行われた昇段級審査の日を間違えて、みんなで防具を担いで神戸の会場まで行ったのに、昇段級審査が受けられなかったという話題だった。ドクターは頭を丸刈りにしてそのお詫びをしたということも含めて懐かしかった。
今回の会合は奇跡的だが、考えてみると人生そのものが奇跡的ともいえる。この世に生を受けたこと、こうして今生かされていること、この奇跡に感謝しながら、これからも歩んでいきたい。また奇跡が起これば会えるかもしれないですし。
☆久しぶりに電車の乗って大阪に向かいました。この世に活かされている奇跡に感謝しながら、今日もできるだけ、貢献、上機嫌の日を送りたいと思います。皆様、ボツボツの心でよい一日を。

Dr.2449 予定通りにはいかない(11月29日)
農業をやっている人なら分かると思うが、農作業は予定通りいかない。この週末も農作業を行事の合間にやろうとしているが、どうなるかはわからない。
今回の農作業は、黒豆の乾燥、脱粒、選別等だが、先ずは乾燥がうまくできるのか。このところ乾燥機の調子が悪いので特に不安がある。乾燥機が動かなければ、業者に修理をお願いしなければならない。来てもらっても、部品がないと、発注しなければならず、その場合は週末百姓のドクター作業は来週末になる。
乾燥が上手くいっても、脱粒機にも不安があるので、予定通り2~3時間で終わるかは見通せない。ここまで上手くいっても、選別機は共同利用なので、機械利用の順番が開いているかどうか、いつ作業ができるのか(これまでは、夕方から夜にかけてもあった)も分からない。
すべての作業が完成して、黒豆が出荷できる状態になっても、出荷場所までいつ持っていけるのかも不確定要素が多い。
稲刈りや、黒豆葉取りなどの屋外作業の場合は、天候の影響も大きい。というようなことで、農作業には不確定要素が大きく、その状況状況に応じて柔軟に対応するしかない。予定通りにはいかない。
この不確定農業従事者だからか、多分それよりも性格の影響が大きいとは思うが、だいたいで生きる。緻密な予定よりも、その場次第、柔軟に(というと聞こえはいいが、要するにだいたいで)生きるというのが、ドクター生き方としては向いているように思う。
というわけで、今日も、この週末も、今後の人生も、流れに任せて柔らかくいきたいと思います。
☆昨日立ち寄った小学校で、子どもがくれたイチョウの葉。おおざっぱでも生きてると、うれしいことに出会えます。皆さん、今日も何とか、受け入れながら、ボツボツ機嫌よく過ごしていきましょう。


