Dr.190 寝て起きても今日(11月9日)
市内中学生の弁論大会を聴きに行った。10数名の各中学校代表者が話すテーマは平和から、部活から、AI時代の生き方から、自分の悩みを克服した話までいろいろだった。その中に「過去と他人は変えられない。未来と自分を変える」みたいな、日ごろからドクターが言っているようなことを話す生徒がいて、もしかしたら彼女はドクターブログの愛読者ではないかとドキドキしたが違った。自分の辛い体験からこの教訓を導き出したようだ。ドクターが誰かの本に書いてあったことを気楽に拝借して言うのとは大違いだ。ドクターがもしこの弁論大会に出るなら発表のテーマは「寝て起きても今日」にしたい。これも最近読んだ本のパクリだが、普通には「寝て起きたら明日」と言うが、寝て起きても起きた時点でその瞬間は「明日(未来)ではなく「今(現在)」になっている。結局人間は「今を生きることしかできず」、またそれだけに「今をしっかりと生きることが大切だ」という主張だ。いつまでも「過去」の後悔を引きずらず、「未来」の心配もほどほどにして、大切な「今(今日、この時間、この瞬間)」を充実させるさせることに集中しよう。ただし「今を充実させる」と言っても、ひたすら頑張るだけでなく、「ゆったり過ごしたり」「無為を楽しむ余裕」もあって良いと付け足す、そして最後に「私が今述べたことは、〇〇さんの本に書いてあったことの丸写し出すが、所謂他人のふんどしで相撲を取るタイプの私でも学校の代表として大勢の前で話すという面白い体験ができるのです、みなさんも肩ひじ張らずお気楽に毎日を楽しみましょう」と言って笑いを取るつもりだ。「心配は大勢の前で話すのを面白いと考える人は少ないのではないかと言うことですが、未来のことは心配しないで今を大事生きるというのが私の主張でしたから、この心配は矛盾してますね」と言ったら又笑いがとれるかも。結局ドクターの主張は「笑いを取ろう」か。
☆だいぶ紅葉が進む畑で黒豆の葉っぱ取りをするドクター。未来にはしなけれなならないことは多いが、今は「黒豆の葉取り(乾燥機に入れるため)」を楽しむ。