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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.608 バタバタする(3月11日)

昨日のブログ内容と反するようだが、時間が一杯あってあれやこれやと考えるのは得意ではない。これまでの経験でドクターには「小人閑居して不善をなす」傾向があり、閑だとろくなことをしないし、考える時間が十分にあると不安や心配が先に立って元気がなくなる。それよりは酉年生まれらしくいつもバタバタしている方が性に合ってるし、心配事をじっくり考えてる暇もないほど日中バタバタして夕方になって一杯飲んでばったんキューが良い感じだ。それでは市の絶こうちょう化も人生の大きな決断もじっくり考えないのかと言われそうだが、どちらも考える材料はバタバタ出来るだけ沢山集めて頭に入れ、後はそれらが頭の中で化学反応を起こして一つの方向が閃くのを待つというのか、その時出て来た答えを育てていく。人生も市の課題もコロナ対策も時々刻々情勢は変化しているのだから、ためらわず臨機に決定し、残った課題には修正で対応していく。良くないのは考えすぎて動けなくなったり、決定が遅れて時機を逃すことだ。こんな感じのバタバタで生きて来て今のところ満足しているが、ちょっと心配なのが「バタバタして、気が付いたら人生終わり」ということだが、それも考えようによっては良い人生かも。

 ☆バタバタな一日の中には、温泉施設に置いてある水槽の魚を無心に眺めるという時間も含まれるが、そんなことをしてるから他が余計バタバタしてきて気持ちが良い。

Dr.607 一番の課題は何(3月10日)

人生でも市の絶こうちょう化でも課題はいくつもあるが、その中でも一番の課題は何ですかと聞かれることがあり考えて見た。ドクター人生の課題と言えば、①人生の夢や目的に向かって一直線と言う生き方でなく、成り行きやご縁でやることになったことをやっていく人生(言わば流される人生)だったこと、②どうしてもこれをやりたい、これが欲しいというものを求める人生でなく、その時の環境の中で出来ることをやり手に入るものを手に入れて満足する(言わば高望みしない人生)、③こだわらないお気楽な生き方等、他にも幾つもあるが一番の課題を決められないという優柔不断さも課題の一つだ。丹波篠山市の課題もいくつもあるが、①教育の充実、②農業観光製造業を含む産業振興、③地域の実情に合った活性化策の構築他まだまだあるが、ここでは一番ははっきりしていて人口減ではないかと思っている。人口が減ると税収も減って公共サービスや事業も縮小する。働き手が不足するので農業や産業が成り立たず、市外へ出ていく企業も増える。客が減って売り上げが減るとお店も出ていくし、電車やバスの本数も減る。学校も病院も警察消防も減って、教育や医療、治安や緊急時の対応も支障が出てくる。まだまだ人口減の悪影響はあるが、特に困るのは、これらの悪影響がさらなる人口減を招くという悪循環になることだ。こうして人生の課題の一番は決められなくても、市の課題の一番は人口減であることがはっきりした。今後は皆さんと英知を結集して克服する仲間の1人になりたい。

 ☆新型コロナの影響で、いろんなイベントが中止や延期になる中で、思わぬ出来た時間を使ってじっくり市の課題について考えることができた。売り上げ不振など悪影響に困る人もおられる中、自分のことだけでなく広い思考ができるようになることもドクターの大きな課題だ。ドクター課題はまだまだ見つかるかもしれない。市の課題とともに克服していきたい。

Dr.606 田舎の魅力(3月9日)

人口が減っている丹波篠山市の中でも特に高齢化と人口減が進む、市東部地域にある古民家を利用したカフェや農家民宿を見に息子と出かけた。田舎の景色や伝統的町並みを上手く生かしながら都会の人を惹きつけ交流人口は結構ある。この日も女性10人位の若者のグループが周辺を散策し、多様な二人連れ(ドクターと息子含む)がカフェを訪れていた。久しぶりにこの地域に来た息子もすっかり田舎の風景や雰囲気を気に入り、できればこの辺りに住みたいとまで言っていた。若者からおっさんおばさんまで田舎は魅力的なのだ。改めて田舎の持つ潜在力の大きさを感じた。しかし幾ら田舎が魅力的でもほったらかしや荒れ放題では人は寄り付かない。やはり古さや田舎らしさを残しながらそれなりに整備されていることが大事だ。その点今の丹波篠山市東部はその地域に住む人を中心に、新規移住者や地域起こしに協力する人ががんばっておられる。もちろんここでも地域活性化の担い手不足の問題はあるだろうが、「ピンチをチャンスに」にのドクター掛け声の通り、過疎と古い町並みに田舎の魅力を上手く活かして多くの人を惹きつけるチャンスに替えようとされている。このピンチをチャンスにの発想こそ、丹波篠山市を絶こうちょうにするヒントがあることは、市東部の田舎の風景の中に身を置いて実感した。

☆篠山市東部地区にある古民家を改装したカフェと息子が特に気に入った禅寺とそこから見える田舎の景色。なんとその奥にはドクターがかつて勤務した農業高校が見えた。田舎は魅力がいっぱいだ。

Dr.605 農地の多面的機能(3月8日)

農林水産省が音頭をとる「農地・水・環境保全事業」に関連して、集落の水路・農道などの整備箇所を村の人と一緒に点検した。水路や農道がなくては農地は維持できず、農地を維持することは単に農家の生計を保障するという意味だけでなく、いろいろ多面的な意味があることを再認識した。例えば、農地が荒れると景観に悪いのはもちろん、獣害や害虫の発生源にもなるし、農地が減ると新鮮な野菜や米の提供が出来なくなる。増水の時には水田が水を溜める機能もあり洪水を防ぐ役割も果たしている。農作物が元気に育つ農村環境は、きれいな空気や水、ゆとりの空間であり、子どもや大人が伸び伸び過ごすことが出来る。何より昨日の点検作業のように共同で村の人が行動する機会が多く、農業は地域の結束、親密な人間関係のよりどころである。このような農地を維持するためには日頃からの地道な作業が必要で、その担い手が不足、高齢化しているのが気がかりなことだ。でもまだまだ意欲的な人も多い。今の間に絶こうちょうの農業・農地・水環境が維持できる仕組みをつくりたい。

 ☆農地の多面的な機能維持のための水路・農道等の点検作業をする村の人々と自分の写真を撮るドクター。

Dr.604 どこの市にもいる元気者(3月7日)

大丹波(旧丹波の国を構成する各市の総称)の手づくり甲冑交流会が地元の会館で行われた。きっかけは今回の大河ドラマだが、これをご縁に末永く各市のお城祭りなどに各団体が持っている手づくり甲冑を着て参加しようということを計画している。丹波篠山市はもちろん、丹波市、亀岡市、福知山市などどこの市にも手づくり甲冑や鉄砲隊、地域起こしイベント等を中心となって取り組んでおられる元気者がおられるのだ。持ち回りの開催なので今回は丹波篠山市へ各市の元気者(正確には元気おじさん)が集まって来られた。交流会や各祭り参加は目立つイベントだが、日ごろは会員集めや会務、イベントの計画下準備など地道な用務も多い。この方々が取り組んでおられるのは、もちろん甲冑や歴史に興味があるという個人的な理由もあろうが、それだけではなく各地域の盛り上げに一役買おうという公共精神があるからなのは間違いない。どこの市やまちにもこうした公共精神あふれる元気者がおられるのだ。批判的な人や元気を失くされている人もどこの市やまちにもおられるだろうが、多様な意見やタイプの人を巻き込んでいくのが絶こうちょう化には必要だ。派手なことも地道なことも必要だ。ともかく、どこにもポジティブな元気者がおられるというのは心強い。

 ☆会議に集まった皆さんポジティブな元気者(ドクター含む)なのだが、この時期なのでマスク着用と換気には気を付けました。この時期に会議を開くこと自体が元気者だからかもしれない。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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