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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.444 新米の頃(9月8日)

悪戦苦闘の米の刈り取りが続いているが、これが終われば新米がいただける。新米は本当においしい。ところで人生の新米の頃も今から考えると美味しい時期だった。初めて教壇に立った神戸市内の工業高校の頃には部活(空手道部)や担任(土木科)業務を中心に恐いものなしで打ち込み、放課後は先輩に連れてもらって毎日のように飲みに行っていた。新米教師は自分にとっても美味しかったが、その頃出会った部活やクラスや授業でドクターに関わった生徒達にしても自分と数年しか歳が離れていない若造との出会いは不安な面もあったろうが美味しかったのではないだろうか。少なくとも古米(ベテランの先生)にはない味が味わえたろうと思う。初めての管理職(特別支援学校教頭)、初めての校長時代も面白かった。毎日が新鮮で何もかも初めての事ばかりで右往左往している間にあっという間に日々は過ぎていった。時間が過ぎるのを早く感じる時って後から思い出すと充実していることが多い。しかし、考えて見ると今も新米の定年退職者であり、新米の専従冒険案内人であり、新米の専業百姓だともいえる。そうか道理で毎日がバタバタしているのか。後から考えたらこの時期が充実してた(美味しかった)と思い出すのだろうか。後からの「後」っていつか知らんけど。
 ☆新米専業百姓でバタバタしていて昨日の写真はないので、この前生涯大学でしゃべらせてもらった新米講演者のドクター。新米の講演者でホントに受講者の皆さんにはご迷惑おかけしました。

Dr.443 試練と恩寵と(9月7日)

昨日もお気楽ドクターの悟り具合を試すかのような試練と恩寵が続いている。恩寵という知っている中では精一杯背伸びした言葉を使ったが、要するにラッキーなこととアンラッキーなことが極端な形で続いており、これらを平常心で受け止め、上手く行ったことに感謝しながら、上手く行かないことについてはできる範囲で精一杯なことをしたうえでどうにもならないことは受け入れるという心の持ち方ができるかどうかが試されている。前半の朝早くからの脱穀作業は順調に終わり、その後の三田市内幼稚園での講演会も盛り上がりとここまでは絶好調だったが、講演会帰宅後に簡単に済むだろうと思って始めたコンバインによる稲の刈り取り作業が超試練だった。見た目よりも田んぼがぬかるんでおりコンバインの操縦が効かずもう少しでまた立往生する所だった。これまでの経験と運と多少の米を犠牲にして何とか田んぼの中での立往生は逃れたが、1~2時間もかからないだろうという刈り取りが日没近くなってしまい結構コンバインのあちこちも詰まり満身創痍のまま何とかその日の作業を終わらせた感じだ。そんなこんなでまだ刈り取らなければならない田んぼが3枚ほど残っているがどうなることやら。まあできることを出来る範囲で全力でやるしかないので、今日も何とかがんばります。
 ☆前半の順調だった幼稚園保護者会後援会と試練の帰宅後稲刈りに気合を入れて臨むドクターとその格闘の後のぬかるんだ田んぼ。今日も試練は続くが何とか乗り越えたい。

Dr.442 試練は続く(9月6日)

昨日から続いている農作業における神の試練はまだ続いている。朝一で乾燥機を見に行くと、昨日農機具屋さんに直してもらったはずの機会がまた止まっている。昨日と同じ燃料パイプが抜けていたのだ。もう一度差し込んで今度は上から針金で縛って何とか動き始めたが、乾燥(米の水分含有率14.5%)まで時間が掛り、午前中に予定していた臼摺(脱穀作業)はできない。準備だけして午後一の市民講座に出かけ戻ってから臼摺をやる予定だったが、戻ってみるとまだ水分は14.6~7%で脱穀はできない。そこで昨日故障して午前中に直してもらったコンバインを取りに行くことにした。コンバインは確かに動くようになっているがスピードが出ない。この調子では道路の途中で止まってしまうのではないかと不安になったが、よく見ると「作業中」のまま走っていた。道路を走る時にはスイッチを「走行」に切り替えなければならなかったのだ。スイッチを切り替えて快調に走りだしたと思ったら急に黒い雲が立ち込め雷もなり出して大きな雨粒が落ちてきた。少し濡れたが幸いにも雨宿りできる共同作業小屋の屋根の下までたどり着きコンバインごと雨宿りをしていたが10分経っても20分経っても雨は激しくなるばかりだった。そこへ自転車で帰宅中の中学生も雨宿りにやってきて、「高校はどこへ行くつもり」とか何とか話しながら二人で雨が止むまで30分~40分そこで過ごした。久しぶりで村の子どもさんと話ができて良かった。小降りになったのでコンバインを動かして帰っていると、80歳を超えた母親が雨具と着替えを持ってやって来てくれ、母親の愛情を感じた。この日も又試練やら恩恵やらが交錯する1日だったが、何事も柔軟に対応する心があればなんとかやっていけるということ、1日(大きく言うと人生も)は自分の思い通りには行かないので、「なるようになる」「なるようにしかならない」という楽観と覚悟で生きるしかないということを再認識できて良かった。
 ☆乾燥機のアクシデントからスタートしたこの日もいろいろあったけど、市民講座にも参加できて何とか無事に過ごせました。感謝、感謝。

Dr.441 次から次へと(9月5日)

雨が降らないうちにと急いで稲刈りをしていると次から次へとトラブルに見舞われた。途中の急な土砂降りによる作業中断を皮切りに、コンバイン(稲刈り機)がぬかるみで立ち往生してしまい、ドクターは機械から下りてぬかるんだ田んぼで足を踏ん張り機械を押して何とか脱出を図るも、ドクター長靴が脱げたり体中泥まみれ汗まみれになっただけで動かず、田んぼ横のおじさんにユンボ(大型シャベル機)で引き上げてもらった。その後も急いだのが悪かったのかコンバインの中に稲が詰まり中を開けて掃除。結局ぬかるんだところは手刈りして手で機械に入れてこく。通常半日のところを1日かけて何とか刈り取りを終わり、帰ろうとしたらコンバインのスピードが出ない。途中でコンバインを停めて、農機具屋さんに見てもらうと無理な脱出でベルトが傷んでしまったのだろうということで取り換えが必要とのこと。刈り取ったお米は乾燥機に入れて乾燥するが、乾燥機の底の蓋が開いて閉まらない。これが閉まらないと米の乾燥が出来ない。何とか農機具屋さんになおしてもらったが今度は乾燥スイッチが入らない。これも見てもらうと燃料ポンプが外れていた。「ここは良く外れるので時々は点検しておいてくださいよ」と言われるが、「そんなの今まで聞いてないよ」。この調子だと今年はいったい全部の田を刈り取れるのはいつになる事やら。神は善良なドクターに何故にこうも試練を与え続けるのかと一瞬神を恨んだが、よく考えると隣のおじさんが在宅だったので比較的早く脱出できたし、時間はかかったが家から一番遠くの田の刈り取りは終わり、コンバインが停まった位置は妹の家の敷地だった。これが道路の途中なら通行の妨げになるところだった。乾燥機も何とか動いているが、これももし動かなかったら中のお米が台無しになるところだった。こう考えて見ると十分神の恩恵は受けている。今回続いた試練は最近調子に乗っているドクターに神や周囲への感謝を忘れないようにと言う警告かもしれない。
 ☆最初は新車のコンバインに乗って快調だったドクター稲刈りも、その後神の警鐘なる試練が次から次へとやってきて今やヘロヘロです。もう警鐘はこれぐらいにしてやってください、お願いします。

Dr.440 お若いですね(9月4日)

高齢者大学で講座を担当させていただいた。65歳から70歳ぐらいの方が多いという。3回生4回生の皆さん約100人に健康とコミュニケーション、第2の人生の生き方等についてお話と実演をさせていただいた。伝えたい中身は第2の人生を活き活き健康に生きるためには、「きょういく」「きょうよう」「ちょきん」が大事で毎日をいろんな用事(第2の人生ではこれを仕事と呼ぶのが良い)で埋めましょう。コミュニケーションでは言葉も大事ですけど、感情(心)がより大事です。みたいないつも言っていることを伝えさせていただいたが、その時最初に私が定年2年目(62歳)と言うことを伝えると、一斉に「え~そうは見えない。もっと若いと思った」「お若いですね」と歓声が上がった。「いやあ見かけだけですよ」と照れながらも悪い気はしなかったが(不思議と『若い』と言われると嬉しくなるが、本当の若者には『若い』とは言わないので、考えて見るとこれは自分が齢をとったということの証明か)、活動中に「二人ペアを作って、できたペアは手をつないでください」と言うと何組かの男女ペアはじっと手をつないだままだったり、熱い体育館の中でのドクターの無理難題指示に汗を拭きながらも楽しそうに取り組んでおられた。そんな取り組みの様子を拝見してこちらこそ言いたい「みなさん、お若いですね」。やはりこういう交流の場所に自分から参加しようという人はお若い。ドクターがわざわざ「今日行くところがあることが大事です」等と言う必要がない人ばかりだ。
 ☆熱い体育館での若作りドクターの無理難題指示に気持ちよくお付き合いいただいた真の意味でお若い生涯大学の皆さん

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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