Dr.98 成長しなくてよい(7月31日)
今回もネタ元は新聞で恐縮だが、「経済成長」と「経済」と「成長」を一緒に使うから、経済は成長しなくてはならないと無意識のうちに思い込んでしまっている。経済も身長と同じくその人の時期や体質にあったものがよく、いつまでも成長し続けると身が持たない、高齢期の人の身長が縮むように、経済も国が成熟期に入ると縮んだ方が身の丈に合った動きがしやすいというようなお話であった(かなりドクター勝手解釈が入ってますけど)。これを読んで目が覚めた。それまでは自分も日本の経済成長率に一喜一憂し(自分の生活には直接関係ないですけど)、EUやアメリカや中国に比べて日本の成長率がいつも低いのが気になっていたが、少子高齢化が進み成熟期を迎える日本では成長を気にせず、今ある規模でどのような国を作っていくかが大事ということだ。これは自分の生活にも当てはまる。もちろん家計収入経済は減少しているが、そのことだけでなく、定年から残りの寿命はどうみても成長期ではない(体重増加は成長しているが)のだから、この時期にあった生き方をしろということだ。成長ではなく成熟、拡大ではなくコンパクト化をキーワードに。それにしても、やはり新しい知見を得るということは気持ちがいい。あっいけない、また増やす方の肩を持ってしまった。でも大丈夫だ、その十倍のスピードで記憶を減らしている。これで安心して脳内コンパクト化が進められる。
☆廃品回収で家の中は整理されるが、当番で村の廃品を集めて回って軽トラ荷台はいっぱいになった。リサイクル活動は成長か縮小か。
☆そんなことを考えている間に集積場に着き、子どもたちが忙しく分別、積み下ろしに動き回っていた。空になったマイ軽トラは次の運び込み車に場所を譲らなければならず、じっとしてることは許されない。人生も立ち止まることは許されず、流れに任せて動き続ける。学ぶことは多いが、ためないようにしたい。