Dr.853 挫折は好機(12月17日)
本を読んでいると、「挫折や失敗や不幸は自分を成長させる試練であるから、そういうものに出くわしたら自分を豊かにする好機ととらえるべきだ」というようなことが書かれていた。厳しい自然環境の中で生まれた宗教などにもその様に説くものがあるということだ。この観点から言うと、そこそこまあまあなお気楽人生では人間としての成長がないということになる。人間的な成長もいいけど、お気楽まあまあに最後まで生きられるなら、それでいいようにも思うが、そうは問屋が卸さないということか。ドクター人生を振り返ってみると、その都度都度には大変なこともあったように思うが、著者が述べられているような「3年間の入院」や「身体が動かなくなるような事故」というようなものには出くわさなかった。何度か言うように、人生の幸不幸に絶対的な尺度はないと思うので、その出来事の大きい小さいは一概には言えないとは思うが、今考えると神のご加護で有難い人生が送れているように感謝している。今後どのようになっていくのかという不安はあるし、今回の本のように「人生に挫折は有意義」みたいな言葉に出会って誰の人生にも厳しい挫折が訪れるのかと思うと益々心配になるが、これも何度も言うように、考えてもどうしようもないこと(この頃では人生のほとんどがそうではないとさへ思っている)は流れに任せ、淡々と生きて行きたい。
☆雪景色の中、昨日の一般質問を振り返るドクター。「ふるさと教育のさらなる充実」と「地元と協働した高城山の整備」についてだったが、完璧な満足ではないが、ここでも他の人生模様と同じく「そこそこまあまあ」って感じで感謝している。

