Dr.761 プラス思考(9月4日)
何事も楽天的に捉えるプラス思考が生きやすいが、人間は進化的な特徴もあってマイナス思考(最悪を想定する)が一般的である(ドクター説)。最悪を想定して常にそれを心配して備えるマイナス思考は生きて行く上では必要なことかもしれないが、精神的には生き辛い。かと言って無理にマイナス思考をプラス思考にしようと思っても無理があり、あまりこだわりすぎるとプラス思考の出来ない時分に失望し落ち込む。そんな中自然なプラス思考人を村の中に見つけた。その人が立ち話のついでに「(丹後さんはー村ではドクターと言わない)いつも早く稲刈りしてやのに今年は遅いですね」と言われたので、「いやあ、今年は選挙もあって植えるのが遅れたから」と答えると、「今年は遅く植えた方が苗の育ちが良いみたいですよ」と言い、私が「でも本当は早く刈りたいのですが、田んぼに水が溜まっていてコンバインが入りにくいんです」と言うと、それには「今年は水が溜まっていた方が稲の生育には良いですよ」と言う。万事がこの調子で、ドクターの心配症発言を、プラス思考で補ってくれる。農業は自然が相手のこともあり自分の思うようにはいかないことも多い中で鍛えられたのか、なかなかの腰の据わったプラス思考だ。ちょっとしたことで一喜一憂して大騒ぎのドクターとしては見習うことも多い。プラス思考満載の楽天家にはなれそうもないので、流れ重視の自然派を目指すのだが、こうした身近にいる達人に学びながら自然道を磨いていきたい。
☆ビッグで友達お勧めのビール(発泡酒?)を買ったが、少しでも自分に有利な情報があれば飛びつくようでは、泰然自若の域には遠いか。