Dr.439 いつまで出来るか(9月3日)
久しぶりに嬉野台生涯教育センターで小学校5年生の冒険指導を行った。出会った最初の印象では大人しそうな子ども達と思ったが、やってみると活発でみんなで意見を出し合い意欲的に課題をこなしていった。一人一枚の板の上に載って決められた区間を渡るステッピングストーン(納豆川渡り)では、途中板を取られて(身体の一部分が触れていないと取り上げられるルール)立往生した友達を助けに戻ろうとするなど何十回もこの活動を指導したドクターが初めて見るような取り組みも随所に見せてくれた。子ども達の先進性に対して、指導する方のドクターは時間を気にして、子ども達が時間がかかる方の解決策に行こうとした時「それで本当にいいの」などと子どもたちの活動を操作するようなアドバイスを入れるなど、本物のファシリテーターならやってはいけないような指示的関りをいつものように繰り出してしまうなどほとんど進歩は見られなかった。指導が終わってからファシリテーター仲間に「(その日が熱い日だったこともあり)この活動は面白いけど、いつまで指導が出来るんやろ」と話したら、「私らはドクターの齢までは出来ると思ってます」と返された。その時初めて気づいたが、ドクターはもしかしたら現場で冒険指導する最年長かもしれない。少なくとも年齢の割に成熟しないで現場に立つ最年長であることは間違いない。何の自慢にもならないが、流れで人生を生きる派としては体力と気力と流れが続く限り現場に立ち、後輩たちの見本となって行こう(こんな人でもこんな齢まで指導が出来るんやったら自分も出来るやろと元気づける意味で)。
☆いつまで現場に立てるのかと言う不安を抱えながらも、考えてもどうしようもないことは流れに任せて、いつものような凡庸な指導を続けるドクター
