Dr.2058 ちょうどいい老化(9月10日)
いつまでも若い時と同じ体力や能力があれば良いが、そういう訳にはいかない。齢と共に老化するのはやむを得ないが、そうかと言って急に動けなくなったり、人とつきあいが出来なくなったりするのはつらい。
このところ身体と記憶力の老化を感じる。田んぼ仕事にしても、重い荷物の運搬は息子にしてもらった。一人で30㎏の米袋を何袋も扱っていて、腕が痛くなったからだ。小学生の子どもとレスリングのマネをして痛めた股関節は未だに痛く、歩くときに痛みを感じる。新聞や小さな文字は老眼鏡をかけないと読めないし、左手にはかすかなしびれを感じるようになった。同時に二つのことをやると、一つは忘れてやりそこなってしまう。
いろいろ症状は出ているが、どれも致命的ではなく何とか日常生活は送れている。これを「ちょうどいい老化」と呼びたい。この「ちょうどいい老化」を維持するためには、毎日運動したり、人に会ったり、いろいろと意識的な取組も必要で、これを続けていたとしても、いつまでも「ちょうどいい程度」で老化が留まるかは分からない。
しかしここでも又、分からないこと、どうしようもないことは大きな意思に任せて悩まず、前を向いて歩み続けるしかない。今のところの「ちょうどいい老化」に感謝しながら、この老化の状態でできることを精一杯やって行きたい。とはいっても、気持ちはあっても、何せ老化してますからぼちぼちしかできませんけど。
☆昨日見つけた、きれいな秋の花です。何の種類か、よく分かりません。何せちょうどいい老化ですので、許してやってください。「ちょうどいい老化」これ無理しないのにいい言葉ですね。皆さんも使ってみてください。老齢の方だけしか使えませんけど。