Dr.112 風に乗る(8月16日)
久しぶりに風に乗って飛んでいるワシを見た。風に乗って生きるのを信条とするドクターとしては、理想の生き物だ。常々あのように生きたいと思うあこがれの存在だ。でも今朝はよく観察していると、ワシも結構バタバタしているのが分かった。羽を大きく広げて悠然と飛んでいる時もあるが、今回見たやつは、それ以上にバタバタと羽ばたきしてる場面が多かった。風に乗るポイントまで上がろうとしてるのかもしれないが、バタバタ中は結構大変そうだった。これを見てしまうと、あの優雅に大空を舞っているように見えていた図も、あれだけがんばって、ちょっとの間だけ休んでいるように見えるから不思議だ。優雅な飛行時間が、次のバタバタのためのつかの間の休息に見えてしまうのだ。バタバタ羽ばたきも、スイスイ風に乗った舞も、どちらもがワシの人生だろう。ドクターのお気楽な毎日の裏にもバタバタ忙しい日常がある。それでも昨夜は子供二人がそれぞれ友達とデカンショ祭りに行ったので、久しぶりにというのかほとんど結婚以来初かもしれないぶりに、妻と二人で近所にできていた地ビールを製造販売しているおしゃれな店のカウンター席に腰かけ、地ビール4種類とフィッシアンドチップスなどを頂いた。優雅な風に乗ったひと時だった。そしてまたバタバタのもがく日常が始まっている。
☆風に乗って舞うワシと旗。風がある時は優雅に見えるが、風が吹かない時間もある。
☆風に乗ってやってきた優雅な時間。デカンショ祭りの花火。
☆風がないのに無理にはためかせようとするドクター。ここはやっぱり無理はしないで、次の風に乗ろう。