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Dr.1096 教え子の成長(10月29日)

 遅い時間にスポーツセンターへ行くと、かつての地元高校の教え子二人がトレーニングを終えて帰るところだった。

 暖房のスイッチが入ってなかったので入れながら「暖房なしでやってたの」というと、「(身体を動かすと)直ぐに暖かくなって暖房何て要らなくなりますよ」という。

 こちらが「身体が温まるほど長くやらないから、暖房はつけるわ。年齢が行くとそんなに長くトレーニングできんようになるんや」というと、「あれっ、先生って年齢を言い訳にする人でしたっけ。そんな言い訳しない所が先生のいいところやと思ってたのに」みたいなことを言う。

 「そ そ そやったな。そんな言い返しが出来るとは、おもえら成長したな」とかなんとか言い返しながらも、ホンマにこやつら成長して逞しくなったなと嬉しく思った。

 筋肉の付き方ではとっくに抜かれたが、地元職場の仕事を通して人との対応力もしっかり身に着けてて来ている。こんなことをいいながらも「お先に失礼します」と帰る彼らは礼儀も心得ている。社会人力でももはや抜かれてるかもしれない。

 教え子の成長で自分が抜かれるのは悪いことではない。教師冥利に尽きる。

 もしかしたら自分がしてやったのは、トレーニングの魅力を伝えることだけだったのかもしれない。あっこれも彼らが勝手に身に着けたものか。

 まあともかく、地元若者が元気に育ってくれているのは嬉しいことだ。

 ☆教え子の成長を嬉しく思いながら、一人トレーニングを終える。

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