Dr.1052 私きょひします(9月8日)
生まれて数か月の赤ちゃんをお持ちのお母さん方が交流するプログラム「赤ちゃんがきた」の様子を覗いてきた。
コロナ禍なので人数を制限して実施し、この時は5組の赤ちゃんとお母さんが来られていた。
最後の方の意見交換の場に入らせてもらったが、近くの赤ちゃんを抱いた女性が
「新しい教育長さんですね。私きょひします」と小さな声で話しかけてこられた。
穏やかな表情と、厳しい発言のギャップに驚いて2~3回聞き返したら
「きょひします」ではなく「きょういんしてます」だった。
市内で小学校の教員をしていて、教育長が変わったのは知っていたが、まだ会ったことはなかった。それがこんな所で会えて嬉しいみたいなことだった。
就任時の経緯から、ドクターの教育長に賛成しないという声を聞く中で「拒否」と言う言葉に過敏になっていたのか、自分の弱気さに改めて気付くとともに、「きょういん」を「きょひ」と聞き間違える自分の聴力の衰えといい加減さにも思わず苦笑いした。
お母さん方には「大変なことも多いとは思うけど、今しかできないことです。貴重な時を楽しんでがんばってください」とお話ししたが、考えて見るとこのセリフ、自分に言ってもおかしくないか。
ともかく、混乱もあったけどほっこりする時間を過ごさせてもらった。
☆弱気と暢気と適当が交錯するドクターの心中。
