Dr.331 主役以外の役(4月29日)
ドクターの住む篠山市八上地区で来年度の明智光秀を主役とするNHK大河ドラマにちなんだ八上城登山を行った。実行した委員会の単なる委員の一人のドクターは、受付から旗を持って行列の最後を歩く役、救急箱の持ち役、頂上での舞台の司会役、参加した小学生とトークする役、参加者の目を盗んで菓子パンを食べる役など行事の主役以外のいろんな役をこなした。これまでは校長や委員長など主役を務めることが多かったドクターだが、今後は今回のようにいろんな役をやらせていただくことになるとは思うが、どうも主役以外の役にまだ慣れず、油断すると主役以上に目立とうとして困ってしまう。主役も一つの役なので、誰かが務めなければならない。どの役もなくてはならない大事な役だ。主役だからと言って威張らず、その他の役だからと言って遠慮せず、各自が大切な人生の役を担っていきたい。
☆天候に恵まれ「八上麒麟がくる委員会」主催の八上城登山が実施された。ドクターは主役以外の様々な役をこなしながら参加した。頂上では太鼓や舞が披露された。主役以外に慣れるにはよい機会だったが、少し寂しかった。主役以外の役を勤める修行が必要だ。





Dr.330 忙中楽あり(4月28日)
世間では10連休だとかゴールデンウィークが始まったとかいうけれど、ドクターは連勤とは言いにくいが、この間ずーっと何かの用事でバタバタしている。暇な時間がたくさんあると人生いかに生くべきか等と悩んでしまうタイプの自分としては回遊魚のようにずーっと足を動かし続けているというのも悪くない。ゆっくり味わうべきものもバタバタ時間の制約があるな中で済ませてしまうというのは、これはもう自分の生き方そのものだとこの頃では観念している。バタバタ忙中もやりがいのある忙中ばかりではないが、そんな忙中の中にもチョコっと良いことが混じることがある。昨日で言えば、1年間務めた娘の中学校PTA会長が新年度の総会で全ての行事が終了し、夜には一緒にやってきた気の合う役員仲間と先生方、新しい役員の皆さんと楽しい宴を開くことが出来た。その間にかつての教え子が顔を見せてくれた。おいしそうな焼酎を見つけて買った。菓子パンをいつものように期限過ぎてからでなくまだぱさぱさでない柔らかいうちに食べることが出来た。最後の懇親会でドクターと一緒にPTAをやれて良かったと言ってくださる方が数名いらしゃった等だ。
☆連休中バタバタしているが「忙中閑あり」ならぬ「忙中楽あり」で時々楽しいことが混じる。その中でもかつて勤務していた高校の生徒たちが顔を見せてくれ、一緒に写真を撮ることが出来た。こんな嬉しいことはない。生きてるとたまには嬉しいハプニングがある。奇麗な高城山も見れた。やはり生きているのは悪くないと思える、結構幸せな日でした。感謝。


Dr.329 いろいろな色(4月27日)
ある中学校の冒険指導(HAP)を担当した。短い時間だったが10数名の班員の個性が見えてきた。リーダー的な人、ついていく人、大人しいけど優しい人、自分のペースで動く人、幼い所が多いけど時々ハッとするようなことをいう男子などいろんな個性、いろいろいろな色が重なり合って活動は進んで行った。折しも新緑の季節、休憩中に周りの景色を見ると同じ緑でも本当に様々な緑があるのに気付いて驚いた。色名としては緑で括られるのだろうが、薄緑、鶯色、濃い緑などいろいろある。中学生という括り方で共通した年代的特徴はあるとしても、一人一人は本当に様々で、簡単に中学生とはこんなものと決めつけないで一人一人を見ないといけないと改めて思った。指導するファシリテーターもいろんな色があり、各自の色を活かして全力で指導にあたっていた。かくいうドクターも自分の色である「明るく元気で最初から全力」で行こうとしたが、今回は上手くこの手法が参加者とかみ合わなかったような気がしてちょっと元気をなくしている。自分自身の色も年齢や経験、環境と共に変わるということか。同じ変わるなら良い方へ変わりたいが、油断していると悪い方へは変わりやすい。ともかく、今日の自分の色を確かめながら、悪い方ではなく良い方へ、自分色を持っていきたい。
☆「中学生」とひとくくりしないで、それぞれの個性(色)を見極めながら指導出来たらいいとは思うが、これがなかなか難しい。冒険指導者ドクターの色にも深みを出さなければとも思うが、これもなかなか難しい。



☆冒険広場のいろいろな緑色を見ながら自分の色について思いを巡らすドクター。緑いろいろ、人生もいろいろ。みんな違ってみんないい。こんな心境になりたい。


Dr.328 出会いと別れ(4月25日)
4月は年度が替わり職場も変わることが多いので、出会いと別れの季節だ。出会いと別れは順序としては正確には「別れ 出会い」だろうか。別に4月に限らず新しい出会いには以前の世界との別れが必要だ。別れはこれまで慣れ親しんだものや世界と決別するわけだから悲しさを伴うが、生きている以上同じ状態・世界に留まり続けることはできないので、分かれは誰にでもあると覚悟しなければいけない。でも、別れは口で言うほど簡単ではないし、自分にその覚悟があるかと言えば自信はないが、ここでも「人生成り行き派」の意地を見せて、成り行きで次々訪れる別れに対処して行こう。そしてできれば別れの後に必ずやってくる新しい状態・世界に慣れていきたい。幸い「何でも飽き性派」ドクターとしては、新しい状態・世界は新鮮で興味深い。新鮮さがあるうちにその新しい世界にある面白さを探り当てたい。そんな感じで4月に多い、「別れ」と「出会い」を噛みしめているが。皆さんはどんな感じでしょう。
☆4月からいることの多い篠山市民センターで行われた高校生対象の就職・進学相談会。高校3年生が来春からの新しい出会いの準備が始まっている。この新しい出会いは今の世界との別れも意味しているのだよ、若者たち。

☆新しい鉄製堰板がやってきて、古い堰板役を担っていた木片は分かれていく。


☆エンジンオイルの不調により長い間慣れ親しんだドクタートラクタ―との別れの日も近い。悲しいけれども前に進もう。


Dr.327 面倒な人生と『指割れ靴下』(4月24日)
生きているといろいろ面倒なことに出会う。というより人生とは面倒なものだ。面倒が嫌なら生きるのをやめるしかない。自分も含めて誰にも生きるのをやめてほしくないので、面倒と上手く付き合う方法を提案したい。もうこうなったら人生とは面倒なものと諦め(誰かが言うように「諦め」は「明らかに見る」ことで決して消極的な意味ではない)、自分から積極的に面倒に向かっていくというのはどうだろう。何事も逃げていると余計に追いかけられるという人生経験を逆にとっての策だ。ドクターはその第一歩と言うのか、「人生は面倒なものだ」という教訓を忘れないために、そしてそれと付き合うコツを会得するため、敢えて面倒な『指割れ靴下』を履くことにした。卑近な例で申し訳ないが、この『指割れ靴下』は、履くのも脱ぐのも通常の靴下の2~3倍は時間が掛る面倒なものだ。急いでいる時は普通の靴下を履きたくなるが、そこは敢えて時間を掛けながらこの指割れ靴下を履き、急いで何かをするという気持ちを挫(くじ)くのだ。どうせ人生は面倒だし、急いで生きても最後は死ぬだけ。だとすれば面倒に一つづつ対処しながら毎日を生きて行くしかない。面倒だけど面倒なことは一つづつ片付けて行かないと前に進めない。ここは焦らず完璧な解決は諦め、ボツボツ出来る範囲の対応をしていきましょう。それで十分なんじゃないでしょうか。
☆面倒な『指割れ靴下』を履きながら、人生の面倒にボツボツ付き合うコツの会得を狙うドクター。まあみなさんボツボツ行きましょう。




