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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.476 毎日がイベント(10月14日)

昨日の日曜日はどこへもでかけず、家で黒枝豆取りをして午後にやってきた友人に持って帰ってもらった。何と言うことのない農家の日常だが、午前中に母と妹と3人で昔のことや今の事やこれからのことをあれこれしゃべりながら、豆をとるのはとても幸せな時間で、後からこれは一つの大イベントではなかったかと気が付いた。結構高齢になってきたけど子どもたちよりも早く豆をとるほど元気な母親がいて、近くに住む妹が家の用事がいろいろある中、半日豆とりに付き合ってくれて、だいぶ老人力がついてきたとはいえ身体のどこも痛くないことだけが取り柄のドクターがべらべらしゃべりながら作業する。こんな穏やかな時間は今後そう何回もあることではないことに思い至ったのだ。イベントって旅行や祭りのような非日常の行事を言うことが多いが、普段の何気ない日常の中にもかけがえのない時間・出来事はいっぱい潜んでいる。この小さな幸せに気付かないと取り返しがつかない。日々の日常に潜む掛け替え・取り返しのつかない貴重な瞬間・出来事を見逃さないためにも、これからは「毎日がイベント」っていう感じで行こうと思う。さて、今日のイベントは何だっけ。大イベントの陰に隠れたプチイベントこそ大切にしたい。
 ☆こんな感じで家族豆取りイベントをやりました。午後からは妻も手伝ってくれましたが、写真はドクター以外はNGです。

Dr.475 内容はどうなん(10月13日)

この前市役所へ行ったら、一人の職員の方から「(ドクターブログ)よう書けますね」と声を掛けられた。このブログを見ているのは絶こうちょう時代からの腐れ縁の方か旧知の方だと思っていたので、新たな層の方から声をかけていただいたのは意外で嬉しかったが、問題は「よう書けますね」の中身だ。この中の「よう」をドクター得意の自分に都合よい解釈で批判ではなく感嘆ととったとしても、この方が感嘆しているのはブログの内容ではなく、「よう毎日書いているなあ」という毎日更新しているとこだったり、「ようそんなネタでそこそこ長い文章が書けるな」という長い文章を書く力であったりすることがこれまでの経験からして分かる。ドクターとしては、そこよりもブログの中身に感嘆してほしい。ドクターが中身でこだわっているのは、①立派な内容ではなく普通のおっさんがドタバタしながら毎日を生きる中でやっと見つけたちょっとばかり生きやすくなる秘訣(飽きる力など)や②立派で悟った人でなくても何とか生きていけるということを伝えて、同じような境遇の人や自分を元気づけることだ。ただ、こだわっていると言っても、時々「こだわらない生き方」が楽に生きる秘訣だ等と言ったりするので、これも大したこだわりではなく、自分の言行不一致にもこだわらない。ともかく昨夜は急にトラクターやコンバインらの農機具のことが気になり出して、オイル交換や整備など得意ではないので、専用の忘備録を作って整備のコツを忘れないようにしなければということが気になり出して眠れなかった、と言っても数分後にはまた寝ていた。そして起きてからは忘備録の事には触れずに、今日の黒豆の収穫どうしようなどと考えて菓子パン食べていつものランニングと言う名の散歩に出かけた。こんな状態でも何とかそこそこ元気に生きている。こんなとりとめのないだらだらした内容を書き続けている、ここに注目してほしい。
 ☆世間では大きな台風の通過など大きな出来事が日々あって、こんなおっさんのブログの内容などはどうでもよく過ぎている。こんな激しい世の中をボーっとした人が生きて行っている、それだけでも自分を褒めてあげたい。農機具の整備は気になるが、ここはまず今日一日を何とか機嫌よく生きよう。こんな内容です今回は。

Dr.474 飽き力(10月12日)

人間の本性を研究している。研究と言っても関連の本を読んだり、自分を顧みて想像するだけだ。人間代表として自分を考えているが、特異な例かもしれないという懸念はある。しかしその懸念を置いて大胆に一般化すれば、今回の発見は「人間は飽きる」(特にドクターは)ということである。これは他の動物とは異なる性格だと思う。他の動物は同じことでも飽きないで何度でもやっている(犬がブーメランを加えて戻ってくる遊びなど)し、むしろ新奇なことは生存にマイナスの結果をもたらすこともあるので避けて、前からやっている同じ行動を好む。人間だけが同じことを同じようにやっていると飽きて、別の事や別のやり方でやりたくなり、その結果失敗や痛い目に合うこともあるが、思わぬ良い結果や美味しいおもいに当たることもある。人間はこの好奇心のおかげで進化してきたともいえる。ドクターは今回この好奇心と密接な関係にある飽きる性質を、進歩や退屈を打ち破るということで「飽き力」と名付けたい。何でもすぐに飽きる自分の性格を弁護するためでもあるが、飽きるということをマイナスだけにとるのではなく、プラスに考えるということで画期的な発見かもしれないと自画自賛している。この次はこの自画自賛力とりあげよう。ともかく今回の「飽き力」の発表は、全国の飽き性の人から支持が集まるに違いない。
 ☆今回思わずカード会社の懸賞が当たって有馬温泉の宿泊券をゲットしたが、広くてきれいな部屋も金泉・銀泉のお風呂も有馬の景色も二日いたらちょっと飽きてきた。ここが飽きずにさらに自腹で泊っていればお金がいって困るところだった。飽き力を持っていて良かった。

Dr.473 〇〇のにおい(10月10日)

知人の女性と話していると二人連れの男性が道を尋ねてきた。その場所を教えて彼らが行き過ぎた後、二人で「今の絶対警察関係やな」と顔を見合わせた。彼らは警官の服装をしていたわけではないし、自分達は警察のものだとも名乗らなかったが、醸し出す雰囲気と言うのかにおいが「警官のにおい」だった。それから一頻り「におい」の話になって、彼女が言うには警官と先生のにおいは独特ですぐに分かると言う。そしてどちらもあまり好きではないらしい。そこでドクターは恐る恐る「私も先生のにおいする」と尋ねると、彼女は「はい、します。嫌なせんせいのにおいとは違いますけど」とフォローしながらもはっきりと言われたのでショックだった。というのは常々ドクターが思いつく先生はスーツに運動靴だったり、スーツに肩掛けカバンだったりと一般の人があまりしない服装はするし、しゃべり方がえらっそうだったり、協調性がなかったりと言いイメージはないと思っているから、自分は先生と思われないようにフレンドリーで一般常識をわきまえたスタイルで行こうと思っていたし、多くの方からこれまでは「先生らしくないですね」「先生の感じがしません」「それでも先生ですか」とか言われることが多かったので、自分は先生臭のしない良い感じの一般人と密かに自負していたからだ。しかし、鋭い感性の持ち主の彼女だからか、先生を辞めてからも長年の教師生活が醸し出す臭いが醸造されたのか、自分からも先生のにおいがしているというのだ。もちろん先生にも純粋だったり、熱心だったりと言う良いにおいもあるが、悪い意味での先生のにおいは出さないように謙虚さと愛嬌で消臭したい。
 ☆娘の高校で他のPTAの方と一緒に朝のあいさつ運動をやったが、いちいち生徒へ「今日は何の小テスト」「髪の毛濡れてるけど早く拭かないと風邪ひくよ」「急げよ、ここまで来て遅刻したらもったいないよ」とかの声の掛け方に元校長のにおいがすると言われた。そういえば他のPTAの方はこんな話しかけはしない。果たしてこの臭いは好臭か悪臭か。あいさつ運動ののぼり旗持って自撮りすること自体が「絶こうちょうブログ」のにおいがする。

Dr.472 愛嬌(10月9日)

神戸市にあるM高校で指導をさせてもらった。とても人懐っこい生徒達でとても気持ちのよい時間を過ごすことができた。素直な子ども達を前に調子に乗ったドクターはアクティビィティだけでなく、自分の人生を踏まえて教育とは人生とはなどについて熱く語った。頷いて聞いてくれる熱心な聞き手を前に自分の経験を話すのは気持ちが良い。その際持論の「人生を絶好調に送るには学力だけでなく、『上機嫌力』や『にもかかわらず笑顔』が必要です」と、この日はさらに「何かをするのに上等の動機は要らない」等と言わないでもいいことにまで口が滑った。しかし2時間の授業を終わってみると、この学校の生徒たちは「自分が教えてもらった先生にあこがれて教職を目指しています」等と語り、ドクター持論の「教育に一番効くのはあこがれ」というのを実践しており、さらに『ワープスピード』というアクティビィティ中、普通はこの活動では速さにこだわるグループが多いのにこの生徒たちは早さだけでなく「ありがとう」のことばを伝言することに拘るなど、ドクター持論2の「目の前の目標に目を奪われて、本来の目的を見失ってはいけない」もすでに自分たちのものにしていた。指導が終わって担当の先生とお話ししている時に、「これからAIなど人工知能などが発達する社会で人間に大事な力は『愛嬌』である」という説を教わった。これまでの『上機嫌力』に加えて『愛嬌』というすばらしいキーワードを手に入れることが出来てうれしい、講師に行かせていただいて良かった。「自分が学ぶために教師になった」という生徒に話した当時の自分と同じだ。
 ☆『上機嫌力』『愛嬌』ともに素質十分の生徒達と活動して、教えてるようで自分が一番教わったドクター。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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