ささやま冒険教育

お問い合わせ

Sasayama Adventure Project

丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.691 地元か市全体か(6月8日)

先輩議員と話していて、「議員になると必ず地元(の利益)か市全体(の発展)かで悩むことになる」という話をお聞きした。地元の声を市政に届けるのも、市政全体の発展を考えるのもどちらも議員の大事な役割だからだ。例として「清掃センターを地元に作る案が出て来た時」を挙げられ、市全体としては清掃センターが要ることはわかるが、地元としては環境問題などが心配で賛成できないというような場合だと話された。その方は冷静に清掃センターの立地条件等を考え、地元に作る合理的な理由がある場合は地元を説得するというような話をされたと思うが、未だその明確な覚悟が持てないドクター丹後としては、そのような問題が起こらないことを祈るばかりだ。それにしてもこのような「どっちをとるか」の問題はこれまでの人生でも経験がある。最近ではドクターは講演でも「も」の精神ということを強調しているように、二者択一ではなく「共生」の道を探るのが良いと考えている。清掃センターの例でいうなら、どうしても地元に作らなければならないなら最新の環境配慮型の設備を作り、さらにそれを核に環境にやさしい村づくりを進め、その施設や村の良さを内外に発信することで見学などで訪れる人を増やして地域の活性化につなげるというような感じだ。作り話なので話が出来過ぎてるような感じもするが、発想の方向としてはこの2案の統合というのか昇華発展の方向でやっていきたいと本気で考えている。こういう事態が起こらないことも本気で祈っている。

 ☆最近あった村の共同作業、共有地の草刈り。自分の時間を削るか、村のためかと考えるのではなく、地域の人と一緒に作業をするのが楽しい時間と考える。実際に滅多に会わない人とお話しするのは楽しかった。

Dr.690 天気を選べない(6月7日)

雨の降らない時期が続いている。農業者としては水田の水不足が気がかりだ。村の水利組合長ドクター丹後は、昨日と今日の二日間、村の池の樋を抜いて落水することにした。さも自分の決定にように言ったが、村の人に言われてそうなった。晴天が続くのは有難い面もあるが、あの雨の中の田植えは何だったのかと思わないこともない。こんなに良い天気が続くのなら、何もあの日にしなくても良かったのに。しかし、あの時はあの日しかなかったという思いもある。諸般の事情で悪天候でも実施しなければならなかったのだ。人生のイベントでも好天(順調な時期)が続いて、いつでもなんでもできるのにと思うほどの時期もあれば、悪天候続きでどの日になにをやっても辛いが、この日が一番マシそうなので無理を押してその日にしんどいことをやってしまうというようなことだ。後でこんなに好天が続くなら、もう少ししんどい行事を分散できなかったかとも思うのだが、人生天気も現在の天気みたいに自分で選べない。天気も人生の天気(転機)も自分で選べない。後から考えるように理想通りにもいかない。その時々の判断で天気と悪戦苦闘しながらベストをやるしかないか。

 ☆他の水利委員と共同で堰の点検をするが、人生の天気も実際の天気もなかなか思い通りには行かないというのが、これまで生きて来ての実感だ。

Dr.689 現場を見る(6月6日)

ドクター丹後の属する産業建設常任委員会の現地踏査で今田地区にある加圧所を訪問した。かねてより丹波篠山市の水道料金は高いと言われており、今回さらにこの加圧所に1.6億円もかけて非常用自家発電設備を設置するというので、実際に現地を見てその必要性を調査するためだ。最近頻発する自然災害で停電の時間も長くなっており、停電が長引いても市内家庭に給水できるように非常用の発電機を購入するというのは分かるが(さらに昨年から国の補助も出るようになったらしい)、問題はその価格だ。地域の夏祭りなどで使う発電機とは規模が違うので判断しかねるが、それにしても1.6億円余というのは尋常な額ではない。最終判断時までにその妥当性についてさらに情報を集める必要がある。この踏査の際に、今田加圧所から市内に配水するための調整池や配水池などの設備も見たが、水源から家庭や施設の水道蛇口まで水を運ぶのにこれほど多くの設備がいるとは、水道料金が高い理由の一端を見た気がした。その設備の維持管理に係る費用も莫大だし、日常の点検をしてくれる人も必要だ。これに限らず何事も現場を見る、現場の声を聞くということは大切だ。考えて見れば人生は現場で生きているともいえる。そこに問題も起こり解決のヒントもあり、面白さもある。これからもドクター丹後は現場人でありたい。

 ☆産業建設常任委員会の現地踏査で水道の加圧所の現場を見る委員会のメンバー。現場好きのドクターは他の施設も見たいとリクエストを出し、予定よりも現地踏査の時間が伸びてしまった。現場好き人にも困ったものだ。

Dr.688 経年劣化(6月5日)

家の横を流れている溝が経年劣化で傷んできたのでセメントで固めて補強した。通常は水がチョロチョロ流れているので、なかなかセメントが塗れないが、このところの晴天で流れる水が無くなったので、溝が乾いてセメントを塗るチャンスと思い実行した。実行のタイミングを見計るのはチョットした決断がいる。セメントを塗って乾かないうちに雨が降ると流れてしまったり劣化したりする。しばらくは雨が降らないだろうという時を見計らわなければならないが、これがなかなか難しく何度か失敗している。今回は今のところは順調に乾いているように思うが油断できない。ともかく今回修繕を思いついた側溝は敷設から20~30年くらいたっていて表面のセメントが剝がれ中の小石が見えたり、継ぎ目に隙間が出来たりしてきていた。いつもなら側溝のことなどそれほど意識しないが、これほど経年劣化が進むとこのまま放っておくとさらに悪化するのではないか等と心配になってきて放っておけなくなった。この経年劣化は人体にも起こっていて、同年齢の友人などは腰にベルトを巻いたり指がばね指で痛い等といっている。かくいうドクター丹後も身体の経年劣化はあちこち起こっているが、記憶力も劣化していて一々思い出せないほどだ。気が付くたびに記録しておいたりすれば劣化の全容が明らかにできるだろうが、自分の身体の劣化したところを明らかにしたところで生きやすくなるわけではない。それよか身体の経年劣化のことなどは忘れて日々をお気楽絶こうちょうに生きた方が良い。こちらのほうは経年進化(深化)ともいうべき人生哲学だ。

 ☆経年劣化した溝(修繕済)を見ながら、一時は自分の身体(機能)の経年劣化にも思いを馳せたが、すぐにそんなことはどうしようもなくなるまでは放っておこうと経年進化(?)したお気楽人生論で生きるドクター丹後。

Dr.687 新しい風(6月3日)

教え子から「(丹波篠山の)町に新しい風が吹くのを期待しています」というメールが届いた。「がんばりますけど、どうでしょう」というような弱気な返事を返したが、議員になって一月その難しさを実感し始めている。例えば昨日6月本会議初日があり、 my助産師ケアセンターの設計費約1千万円が入った補正予算案が提案されたが、この判断も難しい。今年4月に市の出生数の約3割を扱っていたささやま医療センターの分娩休止を受けて、市民の出産育児に関する不安を解消する施策を展開することは「人口減の流れを止める」ためにも喫緊の課題だが、財政難の本市で新たな箱モノを作るのは慎重にならざるを得ない。しかも、現時点ではmy助産師ケアセンターの設計費は認めてほしいが、どこにどれぐらいの規模の施設を幾らで建てて、その後の維持費はどれくらいかかるのかという見通しも示されていない。ここを不問にして設計費だけ認める案(しかも設計費とて高額)に賛成するのは無責任だ。さりとて安心分娩・子育てのための施策は必要だ。それならケアセンター建設よりも低コストの代案があるかと問われれば直ぐには答えられない。代案のない反対も無責任だが、今から代案検討も遅すぎる感じだ。それなら早くから対策を検討しておけといわれても、その準備期間がなかったし、そもそもそれが自分の役割なのかどうかも定かでない。とまあ一つの議案をとっても事程左様に結論を出すのは簡単でないけど、もうすぐの採決日には賛否を明らかにしなければならない。こんな感じで議員の立場は難しい。そうは言っても、選挙戦で新しい風を吹かす(自分の表現としては「これまでの悪い流れを止める」)といった以上、頑張らなければならない。悩ましい日は続くが、痩せてはいない。

 ☆教え子からの「新しい風リクエスト」メールに悩ましい日々を送るドクター丹後(悩んでいそうに見えないのが残念だ)。この頃同じような写真が多いという悩みもある。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

  • アーカイブ

  • New

    2025年12月27日
    Dr.2477 仕事納め(12月27日)
    2025年12月26日
    Dr.2476 もっと積極的にってか(12月26日)
    2025年12月25日
    Dr.2475 一つ一つではなく(12月25日)
  • ページのトップへ戻る