Dr.662 人はそう簡単には変わらない(5月7日)
5月1日よりこのブログタイトルが「丹後まさとしの絶こうちょう日記」に変わったが内容は、これまでよりも市政に関する話題が少し増えたぐらいでそう変わらないことに気付いた。これまでから「ドクターのお気楽な毎日」を見ていただいている方にはタイトル名や写真さへ変わってないかもしれない。昨日はインターネット接続状況が悪くブログ更新を休んだが、これも以前と変わらない。人間仕事や役割が変わったからと言って、そう直ぐには中身までも変わらないのかもしれない。これまでの自分の人生を振り返っても、教育系公務員の範囲内だが、社会科教諭・空手道部顧問・通信制教師・県立フリースクール指導員・生涯学習センター指導員・冒険教育指導者・特別支援学校教頭・教育事務所副所長・県立学校校長・退職者などいろんな役割や立場を経験してきたが、そう自分の中身や性格は変わっていないように思う。だとすれば、自分の中身(長所短所・特性など)をよく知る自分としては、そう直ぐには変わらない自分の特性をどう市政に活かしていくのかを考えなければならない。校長時代には、学校や子どもたちの良さを内外の人に発信するのが比較的得意だったが、市政でもそんな役割が出来ればいいな。人間変わらないと言っても全く変わらないわけではない。少しでも良い方向に、市政に貢献できる方向に自分を変えていきたい。
☆この美しい農村風景を守るためには、政策と個人の努力の連携が欠かせない。この連休中農村に住む個人として、選挙中ほったらかしになっていた田頭の草刈りや整備に取り組ませていただいた。今後は市議会を支える一員として自分の特性を活かしてがんばりま~す。




Dr.661 電話をいただく(5月5日)
支援者の方からお電話を頂いた。「新型コロナ対策で、西脇市も明石市も個人家庭などの水道料金の免除をしている。明石市は他にも子育て世帯や高齢者・障がい者への市独自の追加支援策も発表している。私も会計を預かる地域の積立金から各家庭へ見舞金を支払うつもりだ」というお話しであった。明確にはおっしゃらなかったが、あんたも丹波篠山市のコロナ対策をしっかりやるようにという叱咤激励の思いが伝わってきた。市民の声を市政に反映すると言って議員になった以上、先ず大切なのは市民の声を聞くことだ。もちろん自分自身もいろんなところに出かけて行ってできるだけ多くの人に会うことは大事だが、今回のようにお電話等で直接お話を聞かせていただくのはありがたい。できるだけ多くの皆さんからのお電話・メールをお待ちいたしております。丹後まさとし電話(090-4762-8707)、ドクター丹後メール(sap@fullvalue.jp)です。メールアドレスのフルバリューfullvalueは、ドクター丹後がやっている冒険教育のメインテーマの一つで、参加者皆さんの価値(存在)を大切にしますという意味です。市議の活動にもコロナ対策にも欠かせない視点だ。この精神を大切にがんばって行きます。
☆昨日は藤の花と観音様に見守られながら農作業の続きと市民の声や他市のコロナ対策調べをやったが、ドクター丹後行動基準はフルバリューと並んで神仏天地のご恩を大切にするということで~す。



Dr.660 地元の人は優しい(5月4日)
次期開催議会の資料を読んだり効果的なコロナ対策を考えたりしながら、農作業も続けている。昨日は幸い田んぼに水が入ったので、ドクタートラクターで田植え代かき前の荒鋤きをやった。久しぶりの田んぼ鋤なのでどうやるんだったかなと思い出しながら(お米作りは1年1回なので毎年記憶があやふや)、最後は適当に鋤いた。最初は曇り夕方からは雨も降ってくる中での作業となった。最初の1枚(田んぼの数え方)は比較的うまく行ったが、その次の田んぼは鋤き跡が残って田んぼが凸凹になって何回通っても奇麗にならない。どうもこれは、作業者の腕と水が不足しているせいではないかと気づき始めたが、作業者の腕も水もどうにもならない。水当ては先の人優先で、ドクター田は水が入ったと思って次の方に譲ったので、その日にまた欲しいと思ってもそう簡単ではない。ところがドクターがトラクターの方向を転換するとそこに顔見知りのおじさんが立っておられ、自分のところは終わったので「お前んところは水が要るか」とおっしゃる。どうも水不足で田鋤がうまく行ってないのをお見通しだったようだ。雨も降り出し他に待っている人もいないので、「良かったら水源ポンプをこのまま稼働しておくから、あんたが入れ終わったら止めておくように」と言われるので、お言葉に甘えて水を入れさせていただき、水が入る前とは違ってスムーズに田鋤が出来た(と言っても他の人と比べたら上手な百姓ではない)。農家にとって水や自分の田んぼの世話は大事で、この忙しい時期に他の人のことまで気にかけてくださる地元の方の優しさが胸にしみた。これに限らず地元には優しい人が多い。この優しさをマネして、自分の優しさもグレードアップしていきたい。
☆この日の田んぼ鋤には地元の優しい人や鳥たちもやって来て、夕方までかかったが、そんなに奇麗な出来とは言いがたいかもしれないが、大雑把百姓のドクター丹後として達成感があった。





Dr.659 ドクタートラクター始動(5月3日)
連休の合間を縫ってドクタートラクターを倉庫から出して、選挙の前後休んでいた農作業を本格的に始動した。市議会の用事がいつ入るかも分からないし、議員として市の絶こうちょう化策を常に考えながらの、これまでの農作業とは違った形での作業となった。もちろん優先すべきは議員活動だが、自分自身も仕事(農業や冒険教育講師等)や市民としての活動(地域の役・まち協の仕事・各種委員会委員など)をしていないと、実体験を基にした説得力ある提言が出来ないと考える。それで、議員活動の隙をついて、農作業や講師・各種役員の仕事も続けさせていただきたいと考えている。そんなわけで昨日の田んぼ仕事だが、本当は田植え準備の荒鋤きをしたかったが、なんせ水田は水がないと始まらないし、水はそう簡単に自分が欲しい時に当たるものではないので、とりあえず水が無くてもできる畑の畝立てをやった。田んぼの水当てにしても水源(池や河川等)に近い所は水が当てやすいと思われるかもしれないが、水路の関係や取水口の加減もありそう単純ではない。こんなことも実際に自分でお米や豆を作っているから分かる。こんな実体験を基に、丹波篠山の農業や農村が維持発展できる仕組みを研究・提言していきたい。そんな覚悟を乗せながらの、トラクター始動だった。
☆朝からまち協に書類を届け、昼からドクタートラクターを始動させて、畑の畝立てをしたが、自分の農業体験を基に市の農業振興策を提言するぞという勇ましい決意とは裏腹に、ドクター農作業の腕は半人前で、畝はご覧の通りグニャグニュで~す。今後田んぼ仕事も政策提言も腕を上げるようにがんばります。



Dr.658 賛否両論(5月2日)
5月1日に丹波篠山市初議会があり、議長の選出や各種委員会の配属や委員長の決定、その他緊急の議案の議決等を行った。初体験の丹後新人は多彩な日程に付いて行くだけで精一杯だったが、政治の世界のやりがいと大変さの一端を覗いた気がした。やりがいというのか政治の責任の重さとしては、市民生活に係る大きな影響事(例えば新型コロナウィルスで困っている人にどう対策するのか)を議会が決めないと市民に届かないということ、そして自分がその18分の1の1人であるということが分かりかけたということであり、大変さと言うのか難しさと言うのは、政治的に何か一つを決定すると必ず賛否両論があり、全員が全満足と言うことはまずないということを分かりかけたということだ。例えば国の施策だが、コロナ対策全員一律10万円配付にしても困った人に30万円の方が良かったのではないかという意見があり、緊急事態宣言の継続にしても賛否両論あるということだ。賛否があってもどちらかに決めなければならない。もちろん出来るだけ反対意見も取り入れより合意しやすい形に昇華する努力はしなければならないが、時間の制約もあり、完璧合意は容易ではない。このブログにしても、非常時に「人生なるようにしかならない」等と暢気なことを書いている場合ではないという否の意見もあるだろうし、こんな時だからこそ「人生は思い通りにならないから、結果は人智を超えた大きな力にゆだねて、自分は出来ることを自分らしくやればいい」というある種の開き直りが自分には力を与えてくれるという賛の意見もあるだろう(希望的推測せすが)。賛否両論ある世界を生きる難しさの一端を思い知った議会初日でした。
☆政治の世界にも、ドクター家から見える山桜や五月空を泳ぐ鯉のぼりのように、賛否の「否」がない世界があればいいなあ。




