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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.506 捕まってたかもしれない体験(11月14日)

時々ある講演会などで、「焦りや悩みが襲ってきた時には、死んでたかもしれない体験を思い出す」と楽になりますよという話をすることがある。人間生きているとだれも、人間関係や仕事、生き方やお金の問題などで悩まない人はいない。一時的には悟ったような気になっても、また迷いや不安に襲われる。その際の脱出策として、ドクターは自分の経験から、過去に何度かある「死んでてもおかしくなかった体験」や「仕事を辞めなければならなかったかもしれない体験」等を思い出すようにしている。そうすると、今の状態がいくら悪くっても、死んでたかもしれないよりはまし、仕事を辞めてたら退職金も何もなかったわけだからそれと比べたらまだ恵まれていると思って、焦りや悩みが消える。死んでたかもしれない体験等の具体的な話はまた別の機会に譲るとしても、死んでたかもしれない体験はそうそうあるわけではないが、先日黄色信号で止まった時に交差道路の先頭にパトカーがいてあのまま黄色信号で突っ走っていたら、信号無視で捕まっていたかもしれない体験をして、その体験が契機となってその日を心穏やかに過ごした話をしたい。黄色信号で突っ走った場合には、そのタイミングやパトカーがいた場合等に捕まることがある。ドクターはもう1点でも交通違反があれば、免停90日以上の要注意状態にある。だから慎重な運転を心がけていて今回も黄信号で早めに止まって正解だった。もしこれが捕まっていれば、免停で車に乗れない状態が1月以上、反則金も何十万円か分からなかっただろう。そのことを考えれば、その日も特に何もない無為な日だったが、その無為・平凡無事の日が過ごせる有難さを身にしみて感じることができた。こんな最悪の状態を想定しないと平凡日常の有難さが分からないということは情けないが、底の浅い人間はこんなことでもないと本当はありがたい平凡な日々に不満や退屈を抱く困った存在だ。今後はもう少し精進して、こんなねらいとは関係なく交通ルールを守り、日常に感謝できる境地を目指したい。
 ☆この風景のような境地に至るには、まだまだ修行がいる。

Dr.505 強く願えば叶う?(11月13日)

「強く願えば叶う」という主張をする人の本を読んだ。その人はさらに後悔にも2つあって「した後悔と」「やらなかった後悔」があって、「やらなかった後悔」をなくすように勇気をもってやれる時にやっておこうとも言っておられる。その人の人生ややられてきたことを思うと、成程と納得できる主張なのだが、ドクター的にはちょっとしんどいなって感じだ。頭では理解できても、なかなか自分では実行できないと思われる。そんなに強い意志も行動力も持っていないように思う。そもそも願うことと言ったら「寿命まで毎日がお気楽で楽しく過ごせますように」「自分だけでなく自分に関係する人も笑顔で過ごせるように自分に出来ることをさせていただけますように」ぐらいだ。これは何もドクターが無欲というわけでなく、「毎日をお気楽で絶好調で過ごせますように」というのは結構欲深いものだと思うけれども、こんな願いを持ちながら、人から頼まれたことや自分がやる羽目になっていることを精一杯と言うのか出来る範囲でやっていくというのが、これまでの人生だったし、これからも自分としてはこれでいいように思っている。「やらなかった後悔」を無くすというのも頭ではわかるが、どうもそこまで気合を入れてやるほどではないように思ってしまう。それよりは、先に述べた自分がやるべきことをやれる範囲でやる脱力系の生き方が自分には向いてるし、これでやってきて結構いろんなことをやらせていただいた。ありがたい人生だと思っている。結局、生き方は人それぞれということでしょうか。
 ☆昨日も流れでやることになった雑務をやりながら、時々秋めいてきた景色に心を動かす一日だった。強い願いで動いているという人生ではないけど、結構いい感じです。

Dr.504 去年のブログ(11月12日)

時間があったので(定年後は時間は作ろうと思えばいつでもある)去年のブログを見てみた。このHPにはアーカイブが見やすい位置についているので検索しやすい。自分の文章は恥ずかしく見直すのは初めてのことだ。今回見直したのは、それだけ暇を持て余していたか、厚顔無恥化が進み恥ずかしいという感情が鈍化したかのどちらかだ。ともかく去年の今頃のブログを読み返してみると、今と全く同じようなことを書いていることに愕然とした。ほとんど進歩というものがない。メインテーマは今と変わらず、定年後生活を如何に過ごすかだし、毎日用事をつくって暇を持て余さないのがコツみたいなことも今と同じように書いてるし、悟ったような書きぶりの時もあれば迷い悩みが行間にあふれている時もあるというのも今と変わらない。毎日のやる事が時々の冒険指導と百姓仕事とトレーニングというのも変化がない。書きぶりもたまにある(ひと月に1回くらい)分かりやすい文章を除いて、長ったらしく分かりにくい。写真にしても行事のある時はそれを載せ、無いときは家の周りの景色などを撮っているのも同じ。一昨年は現役だったので毎日の過ごし方は違っていたかもしれないが考え方はほとんど今と同じだったことは、時折出くわすドクターが昔書いた文章(PTA広報誌など)を見ても明らかだ。去年のブログを見て、百姓仕事でこの頃には何をしなければいけないかを確認できるメリットがあったくらいで、後は人間いかに変わらないか、幾つになっても同じようなことに悩み同じような生活を繰り返しているかが分かっただけだ。この分だと来年の今頃も大した変化がないのが予想できる。ひょっとしたら、「去年のブログ」というタイトルでブログを書いているかもしれない。
 ☆去年のブログも秋には同じような外の景色を撮った写真が多い。それも今と同じ服装で映っているのは新しい服が買えなかったという点で悲しいが、自分というものが変わらないことにある面安心もした。

Dr.503 幸せの国ブータン(11月11日)

NHKラジオで幸せの国ブータンに住む日本人の方のインタビューを聞いた。ブータンは国民総幸福を指標に国づくりをされている国で、今が幸せと思う国民の割合が最も高い国だという。確かに職場でも学校でもいじめがなく、助け合いの精神が至る所にあふれているらしい。でも住んでみると、住民の方は毎日を幸せ幸せと言って暮らしている訳でなく、質素な暮らしでも毎日の生活に感謝しながら普通に暮らされているということだ。普通の暮らしがありがたいということがよく理解されているという。それには仏教の教えの影響も大きいらしい。そもそも金儲けを目標に生きていないという。この放送を聞いて、ドクターは自分の日々の生活や考え方を大いに反省させられた。一応、人から頼まれたことは、それでお金がもらえるかどうかに関係なく引き受けてやっているが、できれば儲かる方が良いなというあさましい考えが見え隠れする。ゴミ拾いや人助けも出来るだけ気が付けばするようにしているが、それも自分の生活が出来る範囲に限られている。自分の生活を投げうってまで人のために尽くすという域には達せていない。それでも時々はこんな放送を聞いたり、滅私の活動をされている人を見たり、関連の本を読んだりした時には、自分の生活を振り返る健気さはまだ失っていない。自分を反省するが、自分の良い所を肯定するお気楽さも失っていない。どこまで幸せなブータン人に近づけるかがこれからの自分の課題だ。
 ☆自宅からだいぶ紅葉が進んだ山を見る余裕がある生活に感謝しながら、吊るしたタマネギの数が動物に食べられ減っていないかを心配するドクター。まだまだブータン人の域には遠い。

Dr.502 おじさんに似てる(11月10日)

八上まちつづくり協議会の行事で、同じ八上を地名に持つ鳥取県の八上との交流会に参加した。相互に行き来しているが、今回はこちらから鳥取に出かけていき、グランドゴルフの発祥地と言われる場所で交流グランドゴルフを行い、その後会食、倉吉市内散策を一緒に行った。その時こちらから一緒に行った人の中にドクターのおじさん(母の弟)と同級だという方にお目にかかった。その方がおっしゃるには、ドクターはおじさんと顔も振る舞い方もよく似ているという。亡くなった父に似ているとは時々言われたが、おじさんに似ていると言われるのは久しぶりだ。そういえば父とおじさんは似たところがあるのかよくぶつかっていた(どちらもゆずらない性格なのだ。それを見ていたドクターは譲ることを心掛けてきたが、もしかしたら地は譲らない性格かもしれない)。顔かたちはともかく、性格は遺伝だけでなく生まれて来てからの環境や生き方、自助努力が影響を及ぼすと思うが、おじさんとは時々しか顔を合わさない自分が、初対面のおじさんの同級生に直ぐに、おじさんに似てると言われるからには、遺伝の影響恐るべしという感じだ。でも考えようによっては自分の人生も遺伝の影響を大きく受けている訳だから、自分ではどうしようもない所で性格や生き方が決まっているとも言え、自分の人生を全て自分の責任と思わなくても良いとも考えられる。良い面も悪い面も多分に大昔からのDNAの影響を受けているのだと思えば、気楽に生きられる。もしかしたらこんなお気楽な考え方をするのも遺伝のせいかもしれない。
 ☆グランドゴルフの聖地で行われた鳥取八上と兵庫篠山八上の交流会。ドクターは大きな声でプレーし向こうの人に酔っぱらってますかと尋ねられたが、大きな声で自分が中心のように振る舞うのは父にもおじさんにも似てる。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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