Dr.769 自然学校HAP(9月12日)
久しぶりに嬉野台生涯教育センターの冒険教育(HAP)指導に出かけた。コロナ禍で短縮された自然学校の1日冒険教育の指導だ。17年ほど前にHAPを始めたドクターとしては、ここはホームグランドであり、子供好きとしては久しぶりの小学生との触れ合いは楽しいものだった。ただマスク着用や手の消毒や密接にならない配慮などコロナ対策をしながらの指導、さらには蒸し暑い残暑に雨での場所の移動など、久しぶりの割には結構ハードルは高かった。それでも加古川市の比較的少人数のこの学校の5年生は、人懐っこく、笑顔も素敵で、最後の振り返りでは多くのことを学んでくれたことが分かって嬉しかった。さらには指導見習いに来ていた野外活動家が、ドクターの「初めは目立つがやがて消えていく指導」という言葉に感銘を受けたと言ってくれて嬉しかった。さらにさらに、引率で来られていた先生の中にドクターと同じ名前の丹後先生(女性)という方がおられてさらに嬉しかった。その方が話しやすい方で、さらにさらにさらに良かった。こうして久しぶりの嬉野台自然学校HAP指導は満足のうちに終えることが出来たのだが、ドクターの心の中では冒険教育の指導をメインにする生活は本年度が最後という思いも芽生えている。それは、議員活動に力を注がなければならないのはもちろん、何事にも終わりがあって、いつ終わるかどうかは流れで決めるというドクター流の生き方による。ただ本年度からHAP担当をされるセンター職員の方が「(私が担当するであろう)後2年は講師登録をしてくださいよ」という言葉もあって、もう少しは冒険教育に関わりながら流れを見極めたい。
☆久しぶりに自然学校HAPの指導を行ったドクター。いつまで指導を続けるかは、寿命や今後の人生と同じく流れ重視で決まって行く。


Dr.768 教え子たち(9月11日)
臼摺をした米をJAに出荷しに行った。朝の6時30分から受け付けてくれる。朝早く米を積んで軽トラを運転していると、途中で工場に出勤する教え子に出会った。「早いですね」と言うので、「今日は用事があって早く出荷するんやけど、君こそ6時台に出勤とは早いね」と聞くと、「定時に退社したいので、いつもこの時間位に出勤するんです」と答えてきた。その後JAの出荷場所に行くと、JAに就職した生徒や出荷されたコメを大型トラックで運ぶ運転手をしている教え子にも出会えた。みんな逞しく働いている。それにしても地域で働いてくれているのは嬉しいが、朝の6時台からの勤務とは、その厳しさの一端がうかがい知れた。何にしても、教え子たちの活躍の姿が見られた嬉しさと彼らの今後の健やかな生活を祈って、帰路についた。帰ってから紙ウサギロペを見て、彼らに出会った感激をブログに書いて、久しぶりの冒険教育指導に出かける恩師?の軟弱ぶりを彼らが知ったら何というだろう。「先生、現役時代と変わらず軟弱ですね」「しっかりしてくださいよ」あたりか。教え子に心配される元校長、「自分たちがしっかりしないと」と思ってくれるだろうことは、今も昔も変わらない。
☆ドクターの運び込んだ米を降ろしてくれるJA職員の皆さん。教え子も含めて、ご苦労様です。頼りない恩師ですから、皆さんの活躍が頼りです、よろしくお願いいたします。


Dr.767 人間ドック(9月10日)
久しぶりに人間ドックを受けた。人間ドックと言っても、人間が犬のマネをしたり、犬や車に道を譲って人間が道の端によけることではない。退職後はいつ死ぬかも流れや運命と、人間ドックは受けず年に1回の簡易な健康診断で済ませていた。今回は、同年齢剣道部仲間の勧めもあって、久しぶりに丹波市の健康センターで診察を受けた。どうせ受けるならと、はりこんで脳のMRIまでオプションで申し込んだ。このところの物忘れの進行を心配してのことだ。結果は一月先になるとのことだが、すぐに分かったのは「太り過ぎ」と「血圧が少し高め」と「右耳が高い音が聴き取りにくくなっている」ということぐらいだった。脳の詰まりも含めて、後日の診断結果が怖ろしいが、ここでも日頃の個人の思考癖が出ることに気付いた。今ドクターが上げた点は当日にすぐに分かった「心配される点」だが、同時に「骨密度はしっかりある」や「便に血は混じっていない」「裸眼(老眼鏡なし)でも両目とも1.0近く見える」などの「安心するべき点」もあったのだ。心配点を強調して不安にかられるか、安心点を強調してお気楽に構えるかは、個人の性格傾向を反映している。ドクターの場合は「心配性」傾向であることが確認できた格好だが、流れや運命を受け入れようと自分を「お気楽派」「絶こうちょう派」にしようという努力の後も見られる。その方が毎日を機嫌よく生きられると思うからだ。まあ、「心配性」から「お気楽派」に脱皮できるかどうかも流れや大きな力にかかっていると思っているので、結構「流れ派」気質も見についてきたと思うのだが。
☆丹波市健康センター「ミルネ」で久しぶりの人間ドックを受けるドクター。人間ドックでは本物のドクターの内診も受けた。人間ドックで朝食を抜いたので、久しぶりにラーメンとご飯を食べたが、太り過ぎを注意されたことは直ぐに忘れている。結構「お気楽派」かもしれない。



Dr.766 青田刈り(9月9日)
優秀な人材をいち早く囲い込む「青田買い」とは違うが、ドクターは未だ未熟の稲を刈る青田刈りをした。後で調べると、敵の兵糧を断つためにまだ青いうちから敵の田を刈る「青田刈り」という言葉もあることが分かったが、ドクターが刈ったのは自分の田で、天気のうちに稲刈りの作業を終了しておきたいので少々強引に青い穂も混じっている田(すべてが青田というわけではない)の稲も刈ってしまったということだ。面倒なことは早く終わらせたいのと、これからの予定が結構詰まっているので、その日のうちに稲刈り作業を終わらせようと、まだ未熟の青田も刈ってしまった。今年の稲はいろいろあって名人だから、稲の手当をよくしている人だからといって必ずしもいい感じで稲刈りまで来たとは限らない感じだ。だからといって農作業の手間を惜しんだ人の田や強引に作業を終えようとしたドクターのような人の収量が良いわけではないのは勿論だが。稲や豆の農作物の取れ高にしても、人のやる気と技だけではない要素(これを最近ドクターは天もしくは神の領域と言っている)が働いているように思う。人力一杯がんばるのは勿論大事だが、その結果をすべて自分の精にせず、「上手く行く時もあれば上手く行かない時もある。そういうもんだよ人生は」的な余裕があった方が良いということだ。ドクターの強引な青田刈り米ももしかしたら美味しいかもしれない。人生何が正解で何が不正解なんて簡単には分からない。目先の結果に一喜一憂せず、自分のペースで気持ちよく生きて行きましょう。
☆青田刈りで少々強引に今年の稲刈りが終了させたドクター。写真のコンバインは借り物だし、今年の稲刈りもいろんな人に助けられて何とか終了することができました。ありがとうございました。すべてのご縁に感謝いたします。


Dr.765 専門家の意見(9月8日)
この8月から実施されているマイ助産師制度の状況を聞きに、丹南健康福祉センターのマイ助産師ステーションを尋ねて、担当の助産師さんから8月の利用状況や利用者の感想などをお聞きすることができた。8月の母子手帳を受け取りに来られた妊婦自体が少なく(20名弱)、4回の産前産後助産師ケアを受けられた方に実施するアンケート自体3名分でまだまだ市民全体の意見とは言えないが、これまでのところは概ね好評のようだ。その際にかねてより意見のあった「産前3回産後1回」の相談回数を、産後の方を多くすることが出来ないか等について聞いてみた。産後の方が心配事が多いというお母さん方の意見を受けてのことだ。すると助産師さんがおっしゃるには、「産前の相談や指導をきちんとやれば、その後の出産・産後は不安なく送れるはず。産後は授乳や乳児への対応で母子ともに余裕がなくゆっくり相談に応じる時間がない。特に必要な方についてはマイ助産師ケア以外にも回数の制限なく相談に乗れる体制もある」というようなことだった。産後の相談回数の方を多くしてほしいというお母さんの意見はあるが、専門家としては産前の相談をきちんと行いたいということのようだ。今回のコロナ対策にしても専門家の意見は大切だが、学校の一斉休校など実際の具体策決定には賛否両論あるので、最終的には政治家が判断し責任を取らなければならないという新聞報道を見た。本市の助産師による産前産後ケアについてもいろんな意見がある中、専門家の意見を大事にしながら、政治家としてしっかり判断しなければならないと思った。
☆マイ助産師ステーション前で担当の助産師さん2名と。1名は中で妊婦さんに対応されていた。この制度もきっかけになって、本市の出産数が増えてほしい。


