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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.1358 文武両道(8月26日)

 高齢者大学の講師をするのでプロフィールを書かなければならなくなって、その中に趣味と言うのがあって、とくにはないけど考えた末に何もないというのも何だからと、「トレーニング」と「読書」と書いた。

 これがホンマ物の趣味なら、文武両道ということになる。高校時代の校訓だったか何だったかに「文武両道」と言うのがあったと思うので、この齢になってその教えを守っていることになる。

 しかし、これは無理とに絞り出したものであって、実態はと言うと、「トレーニング」といってもスポーツセンターへはよくいっているけど小一時間汗を流して晩酌を美味しくするためだし、「読書」といっても、たまに「定年後の過ごし方」や「無理をしない生き方」みたいな系統のものを拾い読みする程度だから、とても文武両道とは言えない。

 何事も徹底せずやりたいことをやるというのが高校時代からの生き方なので、それはそれで良いと思うが、この頃では「どうしたら機嫌よく生きられるか」「最後まで上機嫌で生きる」というのがメインテーマで、そのためには身体も頭も適度に使う方が良いと思うので、適当な文武両道、徹底にこだわらない文武両道は続けて行きたい。

 何事にもこだわらないというのが、機嫌のよい生き方には大事だと思うので、これにもこだわりませんけど。まあ皆さん、だいたいでボチボチ行きましょう。

 ☆昨日の出張の続きの写真です。今日のテーマとあんまり関係ないけど、テキトーですんません。

Dr.1357 非日常と非効率(8月25日)

 久しぶりに列車を乗り継いで大阪市内の会議に行った。大阪までは列車一本なので、本を読んだり車窓の景色を眺めたりしながら、いい感じで行けた。大阪市内の乗り継ぎでは緊張したし、二本目の私鉄への乗り継ぎでは駅員さんに聞いて何とか目的地にたどり着いた。

 とても人に尋ねるのなしでは一人で目的地へは行けなかった。とても緊張したけど、車内も駅構内も、見る景色も普段と違って刺激的だった。非日常の体験は刺激的で、心を活性化する。

 乗り継ぎ時間も最短でスムーズにやるのではなくて(結果的にそうなったのだが)、30分の待ち時間と言うのか、ボーっとする時間が合って、この非効率も面白かった。普段はバタバタと予定に合わせて行動しているので、この非日常の日の非効率的な過ごし方はなかなか味わい深い。

 いつもこうだと又退屈してしまうかもしれないが、時々は効率にとらわれないで、贅沢と言うのか、ゆっくりとした時間の使い方も良い。普段と時間の使い方が違う非日常の時を過ごすのはお勧めだ。

 折角の非日常でつかんだフレッシュな感覚を日常にも活かしたい。まあそんなに慌てなさんなということだろうか。人生の残り時間もありそうで、そんなにはなさそう。いい時間の使い方をしたいと思った非日常の出張だった。

 ☆非日常の時間を久しぶりに過ごすドクター。写真撮影はいつもと同じですけど。

Dr.1356 こんな感じでしょうか(8月24日)

 階下から妻の「お父さん お父さん (起きてる)」って声で目が覚めた(これでウチが夫婦別に寝ていて、ドクターが2階に寝ていることがまるわかりですね)。

 昨日の研修会が充実感のうちに無事に終わり(本人がそう思っているだけかもしれませんけど)、夜の地域体育委員の集まりも何とか終わり、今日は出張だけと言う予定でホッとしたのか、昨夜の帰りが遅かったからか、今朝は珍しくいつも朝起きる時刻になっても起きてこないので、奥様が声をかけに来たということだ。

 この声で我に返ったというのか、この世に帰ったというのか、あの世に行くってこんな感じではないかと言う体験だった。いつものように寝て、ただ起きてこないだけというのが、あの世に行くって感じだろうか。

 もしあの世に行くってことが本当にこんな感じなのだとしたら、怖れることはない。ふっと気が付かなくなるだけだ。完全ではないけど、一つ人生の心配が減ったって感じ。

 生きてるといろいろ不安はあるけど、昨日のみんなの前での話のようにやりがいのあるコトもたまにはある、そんなこんなバタバタしている間に、寝てしまって、そのまま起きてこない。これって悪くないような気がするって妻に今朝話したら、「後のものが迷惑します」って怒られた。

 そりゃそうだが、逝ったものとしてどうしようもないし、どちらが先に逝くかも分からない、お互いさまって感じだ。いろいろあるけど、まあ皆さんボチボチ行きましょう。

 ☆当人は充実感あったお気楽な講話。この後逝けたら結構いいかも、でも、もう少し生きたいですけど。こだわりはあかんか。まあなるようにしかなりませんものね。

Dr.1355 めっちゃ嬉しい(8月23日)

 トレーニングに行くと、よく出会う教え子が「100㌔挙げれました」「めっちゃ嬉しい」と話しかけてきた。聞いてみると、ベンチプレスで100㎏の重さのバーベルが挙げられたということだ。長らく停滞して、何度も試みたけどあがらなかったのが今回あがったので、喜びがひとしおらしい。

 後から来た、もう一人の教え子にも喜びを伝えていた。彼が帰って行った後、後から来た教え子に「あいつはよっぽど嬉しかったんやな。ところでお前は何キロ上げるんや」と聞いたら、「僕は110㎏ほどですが、体重が違いますから。ちなみに先生が挙げているのは40㎏です」と言う。

 こちらは40㎏でもひーこら言っているし、負け惜しみでもなく記録が狙いたい訳ではない。トレーニングの目的の第一は、汗をかいて美味しく晩酌を頂くためと言う邪道なトレーニング動機でやっている身としては、何キログラムをあげたということよりも、彼が余程嬉しかったこと、その喜びをいろんな人に伝えていたのが嬉しい。

 人から見たら大したことなくても、本人にとってはこの上なく嬉しいということがある。その嬉しいが生きる原動力なる。嬉しいの中身はみんな違っていいし、その中身に甲乙の差はない。生きていて、時に嬉しいことに出会う、そしてその喜びを伝える人がいるって最高じゃないですか。

 今回の彼のような嬉しさに出会えたらそれは素晴らしいことだが、この頃思うのは、嬉しさに出会えなかったとしてもそれでいい。しょげてはいけない。しょげるのも仕方ないけど、生きるのを止めてはいけないということ。

 生きるのはなかなか大変、思い通りには行かないのが普通。そんな人生を生かされている間、たんたんと生きるのだが、そんな中で時折今回の彼のように嬉しいことが訪れる。これを何回も期待して生きるのではないが、生きてると、大変を覚悟して生きてると、時にはこんなこともあるということ。良い例を見せてもらった。

 ドクターも期待せず、たんたんと、思い通りにならない人生を、出来れば機嫌よく生きて行きます。安易な期待をやめたとき、嬉しいことが訪れるかもしれないけど、それを期待して生きるのはちょっと違う。あくまでも、たんたんと、ぼつぼつ生きましょう。そのうち、あるかもしれません。いえいえ期待はしてはいけませんよ。何回も同じこと言うなってか。

 ☆この週末の映画鑑賞。いろんな人生を見せてもらいました。

Dr.1354 生よりも大事なモノ(8月22日)

 昨日のテレビで野生の動物・鳥たちの生態をドキュメントした番組を見た。野生動物でも人間でも生きること(命)が一番大事と思っていたが、それよりも子孫を残すこと(生殖)を大事に進化した鳥の話が印象に残った。

 その種のオスはメスに気に入られるために、飛ぶことを犠牲にしてまでも(自分の命を守ることよりも)羽を進化させて大きくて目立つモノになっているということだった。

 自分が生きることと、子孫を残すこと、どちらが大事とも言いにくいことだと思うが、子孫を残すこと、子どもをつくり育てることが生物にとっては自分の命と同様、あるいはそれ以上に大事と言う考え方や生戦略もあるということだ。

 現代を生きる人間にとっては、さらに多様な価値観があるので、この二つだけではないとも思われるが、人によって、個体によって、大事にするものが違うということに気付かされた。どちらがいい、どれが正しいという問題を超えている。

 要するに多様な生き方があって、自分と違う生き方も含めて、夫々の生を大事にしていかなければならないということ。世の中には多様な考えの人や生き物がいるということは忘れないようにしたい。

 だから、どんなことをしても(どんな決定や行動をとっても)、合う人(支持してくれる人)も合わない人もいるということだ。合わない人や考えを無視して良いということではないが、自分の生き方や考え方を万人が支持しないとしても自信を無くすことはないということ、自分の生を全うするのが大事だしそうしたい。そんなに気張らなくてもいいですけど。

 まあ、多様な生き方、多様な人がいるということを前提にぼちぼち行きましょう。

 ☆多様な生き方(顔を持つ)人の一人、ドクター。自分の生き方を自分は応援したい。せめて自分は自分の最大の応援者でいましょう。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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