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Dr.99 じょそうざい(8月1日)

黒豆畑に除草剤を撒いた。できるだけ農薬の使用は減らしたいと考えているが、日本の農業は草との戦いだ。これで最後にはしたいと思っているが、それには黒豆たちに頑張ってもらって、大きく葉を広げてもらわなくてはならない。葉が大きくなるとその下の雑草に光が届かず豆の勝ちとなるのだ。ただドクター畑の黒豆たちは、この間の台風の風に横倒しになるやつが出る位軟弱だから心配だ。心配な子ほどかわいいので、とりあえずまだ雑草の丈はそれほど伸びていない今のうちに雑草の成長を止めておけば、いかに軟弱なドクター黒豆たちも少しは雑草に太刀打ちできるだろうとと思ってのことだ。ところで除草剤を撒きながら、これまでの人生における「女装」について考えた。今でこそ、修学旅行の学年レクでは定番になっているほどよくみられるが、昔はそれほどでもなかったなと考えながら一筋目の畔間を撒き終えたが、2筋目にかかって思い出した。ドクターが最初に担任をした30年ほど前の土木科でも、文化祭にT君を女装させたことを思い出した。T君は目鼻立ちの整った小柄な生徒だったが特に嫌がらずに女装してくれたように思うし、女装が登場するクラス劇のシナリオを書いたのは自分だったようにも思う。その当時は「こだわった」「してあげる先生」だったのだ。ちなみに今の先生に求める理想は、「柔軟な対応ができる」「してもらう先生」だ。3筋目になって、校長退職最後の年に「男子生徒の女装コンテスト」というテレビの企画を三田西陵高校で引き受けて、男子生徒のイケメンたちがイケ女に変身する様子がテレビで放送されたのを思い出した。当時校長だったドクターも出演したが、その時男子生徒たちのメイクを担当したのがピカ〇という女性言葉でしゃべる中年おじちゃんだったが、この人がなかなか味のある人で男・女の境界を越えていたのを思い出した。多様な人がいろんな生き方をする時代になったものだとか何とか考えている間に作業は終了した。冒険教育家のメインの仕事が百姓という生き方もある時代になった。

☆「除草剤」を撒きながら、「女装」について思いを巡らす男装のドクター。

☆風で倒れるは、虫には食べられるは、軟弱なうちの豆たちの成長が気になる。

 

☆豆に劣らずドクター田の稲たちも、倒れるは、穂数は少ないは、軟弱で心配だ。どうも作物は育てる人の性格に似るらしい。

 

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