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Dr.714 難解な他者理解(7月3日)

地域の青パト(青色防犯パトロール)講習会で担当者の方が講師の警察官の前に話がしたいとお話を始められた。参加者ははじめは何事かと思って聞いていたが、話が長くなったのと今回の講習会とのつながりが分かりにくかったので、会場から講習会を進めてほしいと意見が出て、その方はやむを得ず自分の話を止められた。途中に「折角の機会だから」「人間の命は明日は分からないのだから」「今、話をさせてほしい」というようなことを言われ、言っておられることは分からなくもないが、多くの参加者には「だからと言って、なぜこの青パト講習会で、(講習との関係が不分明な)あなたの話を聞かなければならないのか」という気持ちだった。今回は極端な例だが、概して他人を理解することは難しい。それぞれ生まれ育った環境も経歴も違う人を理解するのは簡単ではない。自分の価値観と合わないからと言って、全否定してしまうのも違うような気がする。自分には理解できなくても、相手の考えを尊重するという態度は必要だ。そういう意味では今回ももう少し余裕をもって、もう少しあの人のお話を聞いても良かったのかも。自分も次の会の予定もあって「早く終わってほしい」と思ってしまったが、これからは自分と違う考えや性格の人とも上手く付き合っていくためにも、時間と心身に余裕を持つようにしたい。

 ☆同じ時期に買った鉢植えの桜と裏庭に移植した桜。環境の違いによって成長には数倍の差ができたが、桜の種類も違うし、成長だけで判断するのは難しい。写真には笑顔で写るこの人も自分の価値観だけで慌てて評価せず、余裕をもって長い目で見てほしい。

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