Dr.607 一番の課題は何(3月10日)
人生でも市の絶こうちょう化でも課題はいくつもあるが、その中でも一番の課題は何ですかと聞かれることがあり考えて見た。ドクター人生の課題と言えば、①人生の夢や目的に向かって一直線と言う生き方でなく、成り行きやご縁でやることになったことをやっていく人生(言わば流される人生)だったこと、②どうしてもこれをやりたい、これが欲しいというものを求める人生でなく、その時の環境の中で出来ることをやり手に入るものを手に入れて満足する(言わば高望みしない人生)、③こだわらないお気楽な生き方等、他にも幾つもあるが一番の課題を決められないという優柔不断さも課題の一つだ。丹波篠山市の課題もいくつもあるが、①教育の充実、②農業観光製造業を含む産業振興、③地域の実情に合った活性化策の構築他まだまだあるが、ここでは一番ははっきりしていて人口減ではないかと思っている。人口が減ると税収も減って公共サービスや事業も縮小する。働き手が不足するので農業や産業が成り立たず、市外へ出ていく企業も増える。客が減って売り上げが減るとお店も出ていくし、電車やバスの本数も減る。学校も病院も警察消防も減って、教育や医療、治安や緊急時の対応も支障が出てくる。まだまだ人口減の悪影響はあるが、特に困るのは、これらの悪影響がさらなる人口減を招くという悪循環になることだ。こうして人生の課題の一番は決められなくても、市の課題の一番は人口減であることがはっきりした。今後は皆さんと英知を結集して克服する仲間の1人になりたい。
☆新型コロナの影響で、いろんなイベントが中止や延期になる中で、思わぬ出来た時間を使ってじっくり市の課題について考えることができた。売り上げ不振など悪影響に困る人もおられる中、自分のことだけでなく広い思考ができるようになることもドクターの大きな課題だ。ドクター課題はまだまだ見つかるかもしれない。市の課題とともに克服していきたい。
