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Dr.489 波多野秀治の母(10月28日)

来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀が丹波の八上城を攻めた時に、粘り強く抵抗する波多野氏に降伏を勧めるために人質として自分の母を差し出したという伝承がある。降りてきたら命は助けると言っていた信長は「やっぱり強敵の波多野氏は生かしておけない」と波多野兄弟を殺してしまった。その無念を晴らすべく残った家臣たちは光秀の母を磔にして最後の戦いをしかけ八上城は滅んだという伝承だ。光秀にしてみれば自分の母を信長によって殺されたも同然なので、その恨みが本能寺の変につながったとつながっていく。高城山には「伝はりつけの松跡」という看板もたっている。昨日の『いざ出陣高城山』というイベントで、参加者の皆さんに大胆にも高城山の歴史を語っていた時に、この伝承を紹介して、そこで「光秀の母」と言わなければならないところを、「秀治の母」と言ってしまった。秀治の母なら残った家臣は、自分の主人波多野氏の母を磔にしたわけで、全く何のことかわからないことになる。そいえば、昔高校で日本史を教えていた時にもこんな言い間違いをよくしていたように思う。早々に日本史教師を辞めて冒険の世界へ入ったのは正解だった。
 ☆麓の出陣式で怪しげな歴史解説「高城山の歴史」をして、参加者を先導して見晴らしのよくなった高城山に上がってきました。










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